紫煙88へぇ〜

2003年12月6日

この世に生を授かり 今日までのらりくらりとやってきて
初心貫徹 自信をフリフリ 胸張って威張れるコトとは?

喫煙

おそらく雨の日も風の日も
汝その健やかなる時も
病める時も
これを愛し
これを敬い
これを慰め
これを助け
その命の限り
喫煙を守ることを
誓うか?

アーメン

純白のベールをペロッっとめくり誓いのキッスをするまでに
神のみことに従順に頷くまでに貫き通して来た

おそらく一日平均少なく見積もって40本
年間約1500本
オレ29歳ゆえ 法律的に掛ける10年??
イコール15000本

金額的には約220万円相当

やるじゃんオレ

220万つったらアレだよ 結構な金額だよね
年末ジャンボが7300枚
うまい棒なら22万本

当選番号調べ切れねぇ
喰い切れねぇ・・・

煙草に含まれるタールって言ったらアレ?道路舗装に使うアレ?

いったいオレ吸引タールで何メートルの道が出来たのか

僕の前に道はない 僕の後ろに道はできる

吸い始めた頃は童貞ではなかったとは思うけど

この喫煙の道程は紆余曲折

高村光太郎もびっくりだろう

彼は偉大なる詩人と思いきや
実は彫刻家であったことは67へぇ〜

僕の前に道はない        
僕の後ろに道は出来る      
ああ、自然よ          
父よ              
僕を一人立ちにさせた廣大な父よ 
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の氣魄を僕に充たせよ   


卒業式やなんやらで朗読する有名な9行の詩は

実は原型102行を凝縮したものだったと73へぇ〜

幸太郎パパは上野の西郷さんを彫った人までゆけば88へぇ〜くらいか?

喫煙話でプチ雑学

なんにしても喫煙族難民化

疲れた体にやる気 リフレッシュを与えたもう紫煙

お願いだから堂々と吸わせてください紫煙


この遠い道程のため       
この遠い道程のため    






シャシン日記は      http://www.vesta.dti.ne.jp/~hmhiro/
こちらから  

みなさまお懐かしゅう御座います

2ヶ月半も更新してませんですた。。。
え〜〜〜〜〜信じランない

ですね。

私はいたって元気です。

この数ヶ月間まぁ色々あったり

なかったり

どっちやねん!

いや、あって

あったものがなくなったり

みつかったり

そんな感じ

どないやねん!
一時は文章を書くことがヤになったり
書きたいけどまとまんなかったり

まぁいわゆる

シーソーゲーム



いいかげんHP作んなきゃって思い、
未完成の完成を向かえたHPも無事UP完了で

もう自己満足にシャシン日記つけはじめたり


してます

放免櫻のFDを紛失してやる気が失せて
お先真っ暗ですが、またポツポツ書くかもしれません。すれまではここをどうしようか?まぁ適当にやってゆきます。

ここをどれだけの人が見てくださってるのか?カウンターは回ってるのでうれし泣きしました。アリガトウ。

新規リンク貼ってくださった方

アリガトウ

どうぞ宜しくお願いします

http://www.vesta.dti.ne.jp/~hmhiro/

秘密日記は多分当分書きません
一度にレスできないから

HPの掲示板に書いていただけたら
即レス約束(ほんとか!?)

まぁ僕は元気です^^

僭越ながら・・・。

2003年9月19日

すっかりご無沙汰の秋の夜長です。

9月半ばにリニューアル

そんな言葉が懐かしいとさえ感じられますね(笑

ホームページのリニューアル作業はいい感じ♪です。何が??出来が!!

ヨチヨチと歩き続けるネット世界で、ホームページなるものを作ったのはかれこれ何年前でしょか?
携帯のiモードで作成したサイトでタグを知り、エッチラオッチラやってきました。

風俗店のサイトを自分で立ち上げ、人に見られる楽しさを知り、今日まで・・・。

ここでしかリンクを貼らなかったサイトではありましたが、今回はババ〜〜ンと行く所存です。思い切ってサイト名まで変えました。


が・・・しかし・・・


良き引越し先のプロバイダーが見つからない
金がない。。。。。。。。。。。

給料入ってから引越します。







放免櫻・・・


覚えていますか???




ナースステーション

2003年8月28日
短編第4弾?????かな?

今日は夜勤だ行って来るぜ!!

ではどうぞ・・・・

『ナースステーション』


「隠し事は嫌よ」 肛門科 23才

「ア〜ン」 歯科 33才

「頭、悪いんじゃないの」 脳外科 20才

「かわいい〜」 泌尿器科 27才

「あなたしか見えないの……」 眼科 22才

「これ、折れないのかなぁ」 整形外科 29才

「嘘は嫌い」 美容整形外科 35才

「こすっちゃイヤ!」 皮膚科 30才

「シビレルゥ〜」 神経科 40才

「あなたに、お熱」 内科 34才

「お話できるだけで、息が……」 呼吸器科 24才

「……息が……」 耳鼻咽喉科 26才

「あなたのハートを射止めてみせるわ」 循環器科 25才

「ブッて!」 外科 37才

「抱いて」 小児科 44才

ドクターストップ/でり

チン黙を破って

2003年8月26日
長い長い夏休みを(日記上で)頂きました。

甲子園で焼け焦げてました

あぁ、、、、

ボクの夏が終わろうとしている・・・

あぁ、、、、

毎日でり日記をチェックしてくれている人がいる・・・

あぁ、、、、

宣言したHPのリニュが進まない・・・

あぁ、、、、

あぁ、、、、、、、、

あぁ、、、、、、、、、、、、、、

明日こそ短篇をUPしてやる・・・

あぁ、、、、

ダレまっくてる物語を完結してやる・・・

あぁ、、、、

おれはやればできる子にちがいないんだ・・・

やってやる〜〜〜〜〜

やってやる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


もうすぐ5万Hit

ホントなのか???

PS
きゅーさんリンクありがとです


だいありぃの〜とは一体どうなってしまったのでしょうか?

全く自分の日記がここ数日表示されませんでした・・・。

サイト移ろうかなぁ?
なんて考えましたが、また復活?したのでしょうか????

とりあえず、
火曜サスペニス劇場『スッポンポンの女』
をUPしました。
本日分が後編、昨日分に完結編です。
前編は7月23日にあります。
火曜サスペニス劇場過去ログは
http://www.vesta.dti.ne.jp/~hmhiro/kyouhu/index.html.htm
からどうぞです。


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火曜サスペニス劇場『スッポンポンの女』後編

「でりサン、ナナちゃん90分コース入ったアルヨ!
ヨロシクでし〜!」

文句ばっかり言うナナではあるが、きっちりというか、客がいい客なのか?意外にいいコースで入った。

「勘蔵さん、微妙に時間がありますね。
ここは二人で先にメシでも喰いますか?」

店長でりは意地ワルである。

「まぁ親分さん。ここはナナお嬢さんが帰ぇって来るまで待ってあげゃしょうゼ。
アッシらが先に喰ったってバレたらナニ言われるか分りゃせんぜぇ!?」

「ははは!冗談ですよ〜。
まぁ暫らくゆっくりしましょう。」

「なんならアッシがソコの ”こんびにえんす” で何か見繕って来ャス。」

英語が果てしなく似合わない勘蔵さんが『こんびにえんす』へと買出しに出かけてくれた。
確かにここでナナに黙ってメシを喰ってしまうと、帰ってきたナナに何を言われるか分ったものではない。
でも、少しナナと言い合いをするのを楽しみにしていたりするのもある。

「”さんどぉういっち”でいいですかい?」

結構な時間が過ぎ、やっと帰ってきた勘蔵さんと
サンドイッチをパクつきながら、いつものごとく店の話や今後の事などをああでもない、こうでもないと話をする。
この人がどんな道を歩んでここまで来たのかは知る所ではないのだが、勘蔵さんはどんな分野にも話が精通している。
話を聞いているだけで勉強になる。

そんな時だった。

「お、お、親分!!」

「え?」

「う、う、後ろ!!」

「え!?」

いきなり勘蔵さんがかなり焦った表情で叫んだ。

「後ろを見てくんなせ!!
誰かがこっちに駆けてきヤスゼ!!
ありゃ ナ、ナ、ナ・・・ナナお嬢さん・・!?」

バックミラー越しに後ろを見ると、
ナニやら二人の人が走ってこっちへとやってきているように見える

「え!?」

「ありゃまちげぇなくナナお嬢さんですゼ!?」

ナナの入っていったホテルから数十メートルほど進んだところへ車を止めナナの帰りを待っていた我々は、
コチラへすざまじい勢いで走ってくる女がナナであろうということは本能で察知した。
そして遅れて後ろからホテルの関係者であろう人間がナナを追ってコチラへ走ってきていた。

なぜ我々がそこまで『!?』な表現で話をしているのか?

あまりに異様な光景に、私は思わず車のエンジンを始動し、アクセルを思い切り踏み込んだ。

『この場を去ろう』

私の本能がそう指示をする。

「お、お、親分サン!行っちゃヤバイ!」

勘蔵さんの一言で我に帰る。

車が走り出した事に気がついた

『スッポンポン』


の女は大手を振り我々に合図を送る。

『待ってくれ!待ってくれ!』

と・・・。

どう見ても理解の出来ないナナの姿に戸惑いを感じながらも、もしや客となにがしろなトラブルが起こり、命かながら逃げてきたのでは!?
と思い直し、ギアをバックに入れナナの救出に向かう。

見る見るナナの裸体が近づき、その表情が見て取れた。


笑っていた・・・。


もう一度置き去りにして行ってやろうか!
とも思ったが、ここは堪える。

後部座席の勘蔵さんがドアを開け、ナナを車内に引きずり入れたのを確認し、追って来るホテルマンを振り切ってもう一度アクセルを全開に走り出す。
「いやぁ〜びっくりだわ〜!」

「こっちがじゃ・・・。」

先に口を開いたのはナナだった。

「おぃ、ナナ!」

「なに?」

・・・・。

「いゃ、ナニ?って・・。
お前の神経を研究してみたいオレは・・・。」

「お嬢さん!お怪我は??」

「勘ちゃん平気!へいきょ!」

「お前服着てないの知ってるか??」

「知ってる」

「わざとか?」

「当たり前でしょ!服着ないで出て来たんだもん!」

「なんで?」

「もう!あの服お気に入りだったのにぃ!」

「人の質問に答えろ!」

「あのね、聞いてよでり君!!」

ナナは私をムカつかせるのは天下一品の腕を持つ

「だから聞いてんだよ!!!」

「90分コースだから2回『抜き』でしょ?
だから一回目をサクッと終わらせてね、2回目に入ろうと思ったワケ。
そしたらあの客が2回目は服を着たまま抜いてほしい!とかって言い出して、仕方ないから服着てシてあげてたの!
そしたらネでり君!聞いてる!?」

「聞いてる!」

「そしたらさぁ、あの客自分がイク瞬間にね、私の口から引っこ抜いて!あたしの服に出したの!!
もうあたしびっくりして!すっごいお気に入りだったのにもう着れな〜い!とかって思って!!」

私と勘蔵さんは言葉が出ない。

「で?」

「でね、腹も立ったし、服も着れないからそのまま出てきたらホテルの人が追いかけて来たの!
もう災難だ〜〜!でり君聞いてる??」

裸で後部座席から身を乗り出してまくし立てる

「そ、それは災難でしたね。
まぁ、あなたが客に服にかけられて、怒ったまでは1000歩譲ってよしとしましょう。
その後、その「ナニ」を拭きとって服を着て出てくるとかっていう事は思いつきませんでしたか?」

「付かない!っていうか、もう着たくないモン!」

「あぁ・・。着たくないよね。ぅんぅん。
じゃぁ、せめて下着だけ着るとか、麗華に電話するとかって事は思い浮かばなかったのかな?」

「そんな余裕ないに決まってるじゃなぃ!
あの服お気に入りだったんだよ!?
余裕?ナイナイ!!」

半笑いでそう答えるナナにこちらこそ半笑いになる。

「ぃや〜ぁ、ナナチャン大変だったネ・・・。
勘蔵さんはどう思いましたか?
このクソガキのありがたいお言葉に?」

勘蔵さんは固まったままだった。

「ありがたくないってば!きゃははは!」

勘蔵さんの顔が青ざめる

「お、お、お嬢さん・・・。
もうそのあたりで・・・。」

もう遅い

「コラナナ!仕事ナメンナヤぁ!!
お前のオツムは一体どないになっとるんじゃ!!
そんなモンでこの仕事が勤まる思ットンカィ!
コラァ!!
その格好のまま放りだすゾ!!!」

身を乗り出すナナの髪を掴み、頭突きを御見舞いする。

「ちょっとぉ〜・・。いったぁ〜い!!
もぅ!!!ナニすんのよ!!」

こちらが悪い事をしたのか?
と思ってしまうほどに真剣な表情でナナが睨み返す。

「痛いじゃねーよ!ボケ!!
そんなモン後でクリーニングとか出せば済むことだろが!そんなことより裸で飛び出してホテルに迷惑かけて、客驚かせて、どんだけの人に迷惑かけたと思ってんだよ!!あぁ???」

「あぁ!クリーニングかぁ!!」

そこに反応を示す。

「でり君服取って来てょー」

「やだ。」

「あぁ〜あ、服損した!
損したからうどんおごって!!」

・・・。


「その格好で一人でうどん屋行って来い!
ならおごってやる」

「そんなのヤだ!でり君と勘ちゃんが一緒に入ってくれるなら行くケド!」

複雑な考え?は出来ないナナではあったが、
一部マニアックな客にその凄まじいまでの天然キャラが気に入られた。

あなたの元にこんなデリヘル嬢がやって来たらどうしますか?
火曜サスペニス劇場
『スッポンポンな女』

    -完-

暗い闇夜には、様々な人間が渦巻いているようでして

男が電話をしてきたのは、午前も0時を回った頃であった。

「BRUTUSでございます」

「あぁ、今から一人女の子をお願いしたいのですが・・」

「ありがとう御座います。女の子のタイプはどのような感じの子がご希望でしょうか?」

当店BRUTUSの受付嬢の麗華が流暢な”日本語”で対応をする。
彼女は日系の中国人であり、普段は”中国語訛り”の日本語がお得意だ。

「特に希望はないが、明るくて元気な娘がいい。
できれば細めでお願いしたい」

「お客様のご希望にピッタリな女の子がおります。
お時間30分ほどでご宿泊先に伺います。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「でりさん、麗華アルヨ〜。
ナナチャンお仕事入っタね〜!浪速区のホテル○○デシよ〜!急行ネガウ!」

私とドライバーの勘蔵さん、そして当店の元気印の風俗嬢ナナは遅まきながら夕食をしていた。

「すんません!ここの注文キャンセルで!」

「えー!うどん食べてから行こうよー!」

「うどんと仕事どっちが大切なんだよ」

「うどんに決まってんじゃん!!」

「テメーは道頓堀にほうり投げるぞ!」

「だってどう見てもアタシ達のうどんはもう直ぐ来るってば〜」

「俺らは時間が勝負なんだよ!待たせた客はリピートで帰ってこないんだよ!んなことくらい解るだろ?」

「じゃぁうどんフルスピードで食べるから!」

根はいいヤツなのだがこのナナとしゃべるといつも口論となってしまう。
まぁこれが彼女とのコミュニケーションの方法でもあるのだが・・・。

「じゃぁ何か?ここのうどん屋のオヤジが、俺らの注文した品作る前に、ヘィ!アッシの賄い喰ってからお客の品お作りしますので少々待ってくださいな!なんて言うのか??んなヤツいねえだろが!」

「まぁまぁ親分サンもソレくれぇでェ〜。ナナお嬢さんもぉ、ここは勘蔵の顔を立てるおつもりでぇ、ね、ね、行きヤしょう!」

割って入るのは70をゆうに超えているであろう男、勘蔵さんである。ワケアリで当店へとやって来た彼は任侠と言う言葉の似合いすぎる男であった。

「勘ちゃんがそう言うなら我慢してあげよう!
この仕事終わったらちゃんとご飯食べさせてよ!でり君分かった!?」

ナナは当店の立ち上げのメンバーの一人であった。
初期のメンバーは私のことを「君」付けで呼ぶヤツが多い。
店をここまでにするのに、共に苦労してきた仲間である。

「分ったからさっさと車に乗れっての!」

「いたーい!もぉーーーー!」

ナナの頭を”はたき”車に乗せる。

同じ初期のメンバーで今ではクレーム処理を主に引き受けるあかねとは逆に、このナナは未だトラブルメーカーだ。
だが、この持ち前の明るさと真っ直ぐな性格から、
彼女を嫌うヤツは皆無に等しい。

「お客はミナミという名前で、部屋は402号室。
コースは未確定なのでロングをがんばって取ってこいょ!じゃぁヨロシク!」

「ほぃほぃ。それではナナはお客様に今日も『本物』の愛をお届けしてまいりま〜す!」

ナナお決まりの台詞を後にホテルへと消えてゆく。







本日は仕事が休みという事で、
兵庫県は南光町という所へ行ってきました。

ここは向日葵で有名な場所で、30ヘクタールの田んぼに150万本の向日葵が咲き乱れるもんね!
という所なのです。

まぁなんといいますか、でり君の隠れた趣味というのがですねぇ、カメラでありまして、といっても階段の下からコッソリ・・・。ではなく!堂々と一眼レフカメラでバシャバシャとなんでもかんでも撮るちゅうのが知られざる趣味なのであります。

今回は先日にこのページのクイズでポン!でも申しました暑中見舞いの題材の撮影も兼ねまして、往復7時間の道中をえっちらおっちらと行ってきました。

まぁなんと言いますか、、本日は向日葵日和でして
見事に咲き誇っていた向日葵君は見事!!
あっぱれ!!!ってな感じで、5時間もファインダーとにらめっこしながら夢中でシャッターを押しまくり、
27枚撮りのフィルムは6本(撮り過ぎ・・・。)

まぁクイズにお答え下さった皆様、お楽しみにネ!

で、

ここからが事件です。。

その帰り道、神戸は三宮で夕食を喰って帰ろうと思い、吉○家に入りました(品祖なボク・・・。)

店内には2人組の女性と数人のサラリーマンなどがチラホラと間隔を空けながら座っておりました。

三宮とは兵庫県きっての繁華街でして、
近くにはソープ街でも有名な福原や三宮駅前には風俗店なんかもありの場所。

注文を待っていると、

「今日の人さぁ!切り替えししてくれてね!ラッキーだったょ!」

てな会話が二人組の女性から聞こえてきました。
普通のサラリーマンにはなんも意味解らん会話なのですが、、さすがに元風俗メンのでり君はこの言葉に即座に反応をします!

切り替えしとは、

きりかえし【切り替えし】★★★☆☆
  延長とは違ってもう一回同じコースをやること。40分ならトータル80分になる。指名料もかかります。もちろん延長よりも取り分は多くなります
出典:日刊でりぃ新聞HP 女性の為の風俗学内、
風俗用語事典より
http://www.vesta.dti.ne.jp/~hmhiro/07-01.html

と言うまぁ風俗用語なのです。
そして、その2人組の内の一人と目が合った瞬間・・

「あーーーーーーーー!でり君だぁ!!!!」

ホント偶然って怖いですね〜(笑

以下吉○家での会話

「でり君でしょ!?痩せたね!」

「いえ、人違いですね」

「ナニ言ってんのよー!」

「ですので、ヒ ト チ ガ イ」

「でり君ナニ食べてんの?」

「並 卵」

「アタシ並だけ〜・・。卵負けたぁ!」
(ホント悔しそうに)

「もっとマシなモン喰えよ!」
(吉○家に超失礼・・。)

「じゃぁ卵おごって!」
(そういう意味でなく。。。)

「今ナナ(仮名)神戸かよ」

「うん。」

「がんばってんのか?」

「まぁボチボチね!」
(喰ってるモン見りゃ納得)

「店教えようか?」

「いらない。」
(キッパシ!)

「デリヘル何とか?ってやつ(コレね)見てるよぉ!」
(不満げに・・・。)

「なんで知ってんだ!?」

「おがちゃんに聞いたモン!」

注:【おがちゃん】元Brutusのドライバーさん。
風俗のノウハウを伝授し、のれん分けし現在どこぞで営業中。

「おがめ・・・・。」

「でさぁ、」

「ほう」

「なんでアタシが出てこない訳?アタシもでり君の為にがんばったと思うよ〜」

「おう。がんばった!がんばった!」

「出してよ!」

「でましぇん!」

「出たい!」

「出てどうなる!?」

「なんかいい気分?になれそうだもん!
あかねちゃん言ってたモン!」

「おう!あかねは元気か!」
(話逸らす)

「じゃなくて!!出して!!」
(話逸らし作戦失敗。。。)

「君の思い出がナイ!!(キッパシ)」

「うそ〜〜〜〜〜〜!!!!」
(かなりのショックを受けた模様)

「つうか、君のは全て18禁だから書けない!」
(連れの女性ウケる)

「んなことない!ある!あるーーー!」

「じゃぁ、スッポンポンの女ってタイトルで書いてやるょ」

「きゃーーー!」
(何かを思い出した様子)

「それでいいか?」

「いいけど、他にもいい話も書いて!」

「考えとく」

約2年ぶりに再会したナナは以前と全く同じでした。。。。

今日は疲れたので帰って速攻で寝ようと思っていたのですが、その後喫茶店へ拉致され、2時間ほどしゃべり倒され、今日アタシ(ナナ)と会った事を必ずここで書くようにと契りを交わされた為、仕方なく書いちまいました。。

これでいいか!!!!!!!!

つう訳で、次回は7ヶ月?ぶりですか?
緊急特番!

「火曜サスペニス劇場:スッポンポンの女」

です。

お楽しみに・・・・。

多分19日か20日です。

おやすみなさいm(__)m



「いつからお気づきでしたか?」

珠のような大粒の涙をこぼす彼女は、

「お客様のお部屋に上がらせて頂いた時からですよ」

と答えた。

「大阪から2人も男性が単身で来る事なんてありませんから・・・
それに、お客様をお見かけするのは初めてではありません。
正確に言うとお顔を見たのは初めて、
以前は後姿でした・・・。」

言葉を失った。

「以前に来られた方は調査会社の方でしょう?
私は何度もそういった方に探される度に全国を転々としましたから・・・。
但し今回は違っているって思いました。」

「旦那さんから今でも逃げておられるんですか・・・」

「そう。一度籍を外してほしいって連絡を取ってから何度も何度も・・・。」

「私を見た事があるっていうのは?」

「調査会社から逃げてるくせにね、私も雇った事があるんですょ。
娘を探してほしくてね、今更どんな顔してどんなに謝っても許されない母ですけど、せめて遠くからでも一目見たくてね・・。」

驚きだった。
私よりも先にシホの母は動いていた。

「さすがシホのお母さんですね。
どこをとってもそっくりです」

「大阪の京橋に松井って言う焼肉屋さんがありますよね」

そこは我々が仕事を終え朝食に行く行きつけの焼肉屋であった。
昼夜逆転の我々にとって、皆の朝食は夕食になる。

「調査会社の方にそこにシホがいるって聞いて、3日目にやっと皆さんがいらっしゃったの・・・。
あなたは後姿しか見てませんでしたけど、
今日直ぐにピンときました。」

素直に嬉しかった。
シホのことを気にかけている母親であったという事に。
しかし、同時に心配な事も出てくる。

「ということは・・・。」

「えぇ、知っていますょ。
シホの仕事も、あなたのしごともね。
シホを大事にしてくれている事、皆さんを拝見してよ〜くわかりました。
本当にありがとう御座います。
あなたが店長さんさんでしょう。若いのに大変なことして・・・。」

サカシタミユキは一人の母親になっていた。


「シホに会いたいという気持ちはおありですか?」

「もちろん・・・・。
その気持ちだけが私を生かしているんです
たった一人の同じ血の通った娘です
ただ、私が自ら名乗り出る事は今更許されないことですね」

母の涙は止む事をしない。

「シホはお母さんを忘れてはいませんよ。
『物語ですから・・・』って言葉、彼女がウチで働くこととなった切欠の言葉なんです。彼女の物語はまだ終わっていませんよ・・・。」

「その言葉はシホを置いて私が消える前日に彼女に話した言葉なんです。会いたいって気持ちがあれば、いつかは会えるんだよって・・・。
あなたはあなたの人生の主人公だから自分の物語は自分で作れるんだよ・・・って。」

5歳の少女に託された言葉は、しっかりと心に刻まれていた。

「もう少し時間を下さい。
いつか必ず娘さんと会える日が来ますから。
それまでここに居て下さい。
その時まで、責任を持って彼女の人生引き受けておきます。」

傷を負い、罪を背負う一人の母が放免になる日は、
これよりもう少し後の話となる。




7月12日に♯19を、
7月11日分に続きの♯20をアップしました。

夏企画クイズのお答え予想を超えた沢山のご応募
アリガトウ御座いますm(__)m
メールやだいありぃのーと上のお答え、様々な形で頂け嬉しい限りです

メールで頂いた方々へは、順次お返事書いております。
本当にありがとう

サカシタミユキは皆様のお考え通り、あの方の母親です
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


デリヘル人情劇場 『放免桜』 ♯19 



「彼女の人生を預かっている」
そう思っているのは事実、だが少し言い過ぎたか?などと思ってみる

何かにつけてウチは問題が耐えない。
その都度ほぼ思いつきのまま解決に向かい、勇み足の感を拭えずまま走り出すのは悪い癖だと思う。

そんな中、いつもならばいいタイミングで店の仲間がいつの間にやら加勢してくれる。しかし今回は遠く離れた土地でひとりきりの難題に迫ろうとしている。

やはり勇み足だったか・・・。

どのタイミングで話を切り出そうか?
どう話をすべきか?
考えれば考える程頭の中はこんがらがる・・・。

時間は待ってはくれない、もう夕食の時間は刻一刻と迫ってきていた


コンコン


来るべき時はやって来た。
一人の人生を変えるかもしれない瞬間


なるようになれ!

「夕食の準備をさせていただきます。」

手際よく食事の準備を進めるサカシタミユキを無言でジッと見つめていた

「彼女にでも振られたんですか?」

冗談ですよ!という表情で彼女が話しかけてきた

「ええ、まぁそんな所ですかねぇ」

私も笑いながらそう答える。

「大阪の街はかわってないですか?
もう大阪を離れて随分になりましてね、離れて以来一度も大阪には行ってないんですょ〜。
いい思い出も悪い思いでも、み〜んな大阪の道頓堀に捨てちゃいましたけどね・・・。」

間違いなく母親似だな・・・。

話す表情、仕草があまりによく似ている
幼い時に離れ離れになった2人がここまで似るのは、
母親の記憶ではなく、受け継いだものなのだろう。

「大阪は”今でも”いい街です。」

「そうですよね、いい街ですよね・・・。」

なんだかしんみりとした雰囲気の中、グラスに注がれたビールの泡を口に運ぶ。

「大阪には戻りたいって思った事はありませんか?」

「そりゃ思いますよ、故郷ですから・・・。
でもね、今はここでの生活がありますから・・・。」

ポツリと言った後に

「あっ、生活と言っても家族がここにある・・とかではないんですけどね」

と付け加えた。

その場で調理をする品を丁寧に丁寧に支度をする。
こういった一つ一つの丁寧な性格が受け継がれ彼女の驚くべき指名率に跳ね返るんだな・・・。

なんとも場違いなことを考えてしまう・・・。


「先日もね、大阪からいらっしゃったお客様をこうしてお仕えさせていただいたんですよ。
その方もお一人でね、お客さんの様にお若くは無かったですけどね、
大阪の方にこの数日でお二人も・・・。
珍しいこともあるものですね」

優しい笑顔で彼女はそういった。




彼女の父親は物心がつく頃には刑務所で服役をしていた。
母親は時同じくして彼女を捨て、去っていった。
故に彼女は施設にて物心をつけた。

父親が服役から戻ると同じくして、施設を出て父と暮らすこととなった。どんな過去をもつ父とて、代わりの無い唯一の肉親である。そう思ったに違いない。

だが、その肉親はまだ幼い彼女に牙を向けた。
暴力が絶える事なく続き、肉親に肉体的な関係をも迫られた。
今後彼女心の傷は消えることは無い。

彼女は道に迷い、彷徨い、行きぬくために身体を売った。

18歳の少女にとって風俗とは生きる術である。

肉親に心のみならず、その身体にまで傷を負わされた彼女が
風俗という見ず知らずの異性に身体を売る方法で生き抜いている底にはどんな思いがあるのだろう・・・。

普段そのような仕草を一切見せる事の無い彼女は、
夢の中で戦っていた。

他のものに威張ることもなく、新しく入店するもの達を親切に教え、
年上の者には敬語を忘れない。
誰からも好かれ、頼りにされ、可愛がられもする。

あれほどの数奇な人生を背負い、どうしてそういられるのか?
いつも疑問に感じていた。

その彼女が唯一その心の底の一部を覗かせるのが、
彼女の意識の無くなった時・・・。

眠っている時であった。

彼女は度々夢に魘され、大汗をかいて目を覚ましていた。

彼女が夢に魘され、その助けを求める先は
いつも同じ

その顔さえ記憶にはないであろう「母」を呼ぶ

彼女の夢に母が助けの手を差し伸べてくれるか?
それは解らない、
だが、母を呼び続ける。

自分を捨てた母、しかし捨てられたと言うその本当の理由を理解しているのではないか?おそらく彼女に大きな傷をつけた父は彼女以上に母に刃を向けていたのではないか?

私でさえ想像がつくのだから、本人はとっくに気がついているのでは?

私が当店の顧問でもある私立探偵の鎌田のおやじに彼女の母親を探してほしい、そう依頼したのはそんな事からだった。

私はまだサカシタミユキに実の娘の事を切り出せずにいた。

夕食も既に半分以上を食べ終えてしまっている。
話す言葉に焦りがにじみ出ているのが自分でもよくわかった。

ただ、一つだけ感じることがある。

彼女も何かに焦っている?

なんとなくでしかない、ただなんとなく・・・。
この雰囲気をどう表せばよいのだろう?

例えば今日プロポーズをする!
そう思いやって来たデート

受ける彼女も薄々何かを期待している。

だが彼はデートも終わりに差し掛かっても一向に切り出せない、待つ彼女も言ってくれるのか否か?不安が募る・・・。

まぁそんなところか?(笑

意気地無しな私は一向に核心をつく話が出来ずにいた。

そんなときにちょっとした助け舟を出すのは女性ならではの優しさだと思う。


「女将さんがね、お客さんの事を若いのに一人でこんな所にまでやって来て泊まるのは何かおかしい!って言うんですょ(笑
もしかしたら・・・。ってことになったら大変だから私にゆっくりとお食事の相手になって、お話を沢山しなさいって言われたんです ハハハ」

「もしかしたらって・・・
私が自殺でも?って?」

「さぁどうでしょうね、お客さんは間違いなく大丈夫ですねぇ〜。
ただゆっくりとお相手になりなさいっていわれたので、いつもよりゆっくりさせて頂いております。
お客さまがお邪魔と思ってない事を祈ってますけどね・・・。」


そんな事を言う仲居なんていないよね・・・。


「人と人の出会いは偶然でもあり、必然でもあるんですょ。
人と人は”物語”なんです・・・。」

全身の稲妻が走った。

『物語なんです・・・』

この言葉に出会ったのは3度目か・・・

ゆっくりと食事の片付けをするサカシタミユキの背中に向かい、
心を込めて


「シホさんはお元気です。」


そう言った。


喫茶の奥のテーブルに女将が既に座っていた。

和風旅館に着物の女性、
なんとも画になる。

「わざわざありがとう御座いました」

ゆっくりと、丁寧にお辞儀をする女将の表情は、
先ほど私を出迎えてくれた女将とは別人のようであった。

もう何度もこんな緊張感に出会ってきたな・・・。

女将はゆっくりと手で私に座るようにと促した。
まるで「お座りなさい」というように・・・。

「先日鎌田とおっしゃる調査会社の方がお見えになりました。
うちのサカシタについて聞かせてほしいと・・・。
ある程度のお話はその時に伺いましたが、もう一度、
その調査会社に依頼をなさったあなたから、今回の目的を聞かせてはもらえませんか?」

この言葉に私の緊張は一気に高まった。

オレは今何をしようとしているのか?
ワケアリな者達が集まり、風俗という世間に背を向けながらただ唯一
「金」という繋がりだけで日々を共にする我々、
その目的のみの関わりである者達の生活、人生に今足を踏み入れて行こうとしている。

全てを見越し、尚且つどこまでも冷静なこの女将の表情に
今までに無い恐怖を感じた。

若造が・・・。

そんな女将の心の声が聞こえてくる

「私は大阪のとある場所で世間一般に言われています『風俗』と言われる店をやっております。
そこにサカシタという女性が在籍しており、ここに勤めておられる女性の娘であるという事が調査会社の報告で挙がってきました。
ウチで働いているサカシタは今回の件は一切知りません、私の独断で今回母親であるサカシタミユキに会いに来ました。」

「会ってどうするおつもりですか?」

「会ってから考えるつもりです」

「そんな簡単な問題ですか?」

「真剣だからこそ、答えを出す前にやってきました」

女将は私の実の母親と同じほどの年代か?
その言葉の一つ一つが私を諭すような、言い聞かせるような口調で、
だがそこには一つの堅い意思を持った言葉が投げかけられる。

あなたがしようとしている事をよく考えなさい・・・。
でしゃばるんじゃない・・・。

そう言っている。

「サカシタはこの旅館に2年程前にやってきました。
仲居として全国方々を転々としているようです、うちはサカシタの力を高く評価しております。行く行くはウチの従業員の柱となって、ウチで骨を埋めてほしい、そう私は考えております。
何があって全国を転々としているのかはわたくしの知る所では御座いませんが、サカシタの生活を預かる女将として、
少々の事情は聞いております。
あなたもどんな世界であれ、人を束ねる立場におられるのなら、
わたくしの言いたい事は解っていただけるでしょう?」

事を荒立たせるな・・・。

その通りだなと思った。
人の運命を左右するかもしれない岐路を
この手でお膳立てしようとしている。

だが・・・。

人生に岐路はつきもの、
そんな事は嫌と言うほど味わってきてんだよ・・・。

「女将さんは今、サカシタの生活を預かる女将として・・・
そうおっしゃいましたが、私はその娘さんの
 ”人生” を今預かっています。
私はたかだか26の若造です、ウチで働く者は皆ほんの少し道を外れてしまった者が働く場所です、若いヤツは18歳、上は35歳 
身を削ってやり直している奴らの人生背負ってやってるつもりです。
どういう経緯で娘を捨てて出て行ったか?そんな事は知る所じゃない、でも、母親が存在するのかしないのか?生んだ責任を放棄してソチラのサカシタさんが一生をマットウ出来ますか?
女将さんの見込んだ女性はそれで本当に今幸せですか?」

情をかけてはいけない世界だからこそ、
深い情けが存在する。

そんなもんなんだ・・・。

女将はしばし黙り込んだ。
そして、

「あなたは2人を会わせる気ですか?
それがサカシタの家族にとって最良の方法とお考えですか?」

と、それまでの口調とは明らかに違う口調で言った。

「会う会わないは本人の意思で良いと思っています。
ただ、まず母親に会う意思がなければ、どうしようもありません。
会いたくも無い娘に嫌々会っても本人が傷つくだけですから・・・。」

「わかりました。
サカシタはチェックインの際に申しました通り、お客様の仲居としてお世話をさせていただきます。」
夕食まであと1時間と少し

本日3杯目のアイスコーヒーはどこまでも苦く感じた。


目的の旅館は別府市内から少し離れた高台に位置していた。
外湯に浸かり、駅前の喫茶店でコーヒーを飲む
スポーツ新聞に目をやりながらも、意識は違う方向へと行く。

この土地にやって来たはいいものの、
一体自分は何をしようとしているのか?
ののじいに依頼をし、この土地に来るまでに半年の時が流れた。

「こんな所までノコノコとやって来てなにやってんだか・・」

自責の念にかられながらも
「ここまで来たんだ」
と自分に言い聞かせるように気分を高め、コーヒーを流し込んだ。

タクシーで20分程走ると目的の旅館が見えてきた。
結構な門構えに私のような人間が入ってもよいのか?などと考えてしまう。
丸石の敷き詰められた玄関までの小道をゆっくりと歩き、旅の気分を味わっていると、この旅館の女将であろう女性が深々とお辞儀をし、私を出迎えていてくれた。

ほんのりと香の香りが漂うフロントで荷物を預けると、女将自らが私の部屋までの案内をしてくれた。

どうやら話は既に通っているのだろう・・・

そう確信をし、気分を引き締め整った部屋の座椅子に腰をかけた。

「私、当旅館の女将でございます。
本日は当館のご宿泊まことに有難うございました。」

女将は旅館の施設の案内や、夕食の時間などを確認し直ぐに戻ると言い残し、一度部屋を後にする。

数分後に戻ってきた女将の横には一人の仲居がいた。

「お客様。横に居りますのが本日お客様のお部屋を担当します
『サカシタ』でございます。御用の際は何なりとお申し付け下さい。」

お茶を飲む手が一瞬止まった・・・。

私が探していた女性は驚くほど綺麗で、何よりその「目」が印象的であった。30代半ばから後半と思われる年齢とは思えない、実に美しい女性・・・。


「目が一緒だな・・・。」
そう思った


以前に一つの絆を感じる出来事があった。
この旅でももう一度、もう一度だけ絆を確認できれば言う事は無い。

女将が出て行き、一人残った仲居がお茶を入れ替えながら
この近くの観光や土産の話をしてくれた。

「お客様はどちらからいらっしゃったのですか?」

「大阪です」

「へぇ!大阪?私昔大阪に住んでたコトがあったんですょ、
そうですか・・・。大阪からぁ・・・。」

少し感慨深げな表情に見えたのは、私の思い入れがあったためか?
この場は私もそれ以上のことを言うのは止した。
食事にまではまだ時間があったためにこの旅館の自慢でもある
檜の風呂に入る事にした。
午前に入ったばかりではあったが、旅の風呂は何度でもいいもんである。
湯上りに部屋でビールを飲み、くつろいでいたところへ
フロントからの電話が鳴った。

「おくつろぎのところ申し訳ありません。
女将でございます。
当館のフロント横に当館の自慢でもあるラウンジ喫茶がございます。
お時間がお許しであれば、一度いらっしゃてみてはどうでしょうか?」

物腰は柔らかではあるが、どう考えても『呼び出し』に他ならない。

もちろん私は「では伺います」 そう答えた。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

突然ですが、クイズです。

今回の旅、デリヘル人情劇場「旅情編」
の目的はある女性に会うことでした。
仲居として部屋に入ってきた

「サカシタ」という女性、
本名サカシタミユキとは一体ナニモノなのか?
解った方は

HPよりメールにてお答え下さい。
正解者にはでりぃ企画特製の『暑中お見舞い』
をプレゼント!!
締め切りは7月10日午前0時までです♪
新規リンクしていただいた皆様
アリガトウ
どうぞヨロシクネ

秘密日記のレスは停滞中ですが、
皆様の日記は読ませていただいてマス

勝手をお許し下さい。。。m(__)m

午前9時43分

12両の客車が連なる【特急 富士】が別府駅の構内へと入った。
日々時間に追われ過ごしてきた私にとって、この9時間の旅は精神衛生的にもとてもよい旅であった。
ホームに降り立ってもまだ列車に揺られているような錯覚を覚える。

目的の旅館に行くには少々時間が早すぎる
朝食を駅前の喫茶店で軽く済ませ、別府市内の由緒ある外湯にでも浸かろうと考えた。
明治12年に新築され、その後改築を重ね、明治35年に木造瓦葺の共同温泉が完成したという「竹瓦温泉」。
当所建築の時は、竹屋根葺きの浴場であり、これが瓦葺きに改修されたため竹瓦温泉との名称がついたという。

このレトロな温泉を見るとすぐにピンとくる。
温泉と風俗は切っても切れない関係である
一般的に「ソープランド」と呼ばれている風俗店は、営業六法、公衆浴場法1条1項という法令の元で営業がなされている。
ようするにソープは「お風呂」なのである

目的の温泉に近づき、付近の筋を野性的本能で見渡す。

「二本目の筋だね・・・」

予想通り、その筋を曲がると狭い路地に風俗店の看板と軒先に立つ呼び込みのボーイが目に入った。

「お客さん!若い娘イケますよ!
お客さん!すぐのご案内です!お客さん!」

呼び込みのボーイは全国共通の決まり文句で話しかけてくるのである。

手で「いらないよ!」と合図だけをし、路地を通り抜けた。
一体日本全国でどれほどの女性が風俗というワケアリな世界に身を委ね暮らしているのだろうか・・・?

そんな事を考えていると、ふとBrutusの面々の顔が浮かび上がってくるのであった。




お久しぶりでございます。

今回の口内炎攻撃にはまぁなんつうか、

敵ながら天晴れ!!

というほどに完膚なきまでやられました・・・。

闇薬局でポンタール(鎮痛剤)をどばっと購入し、
口内炎の痛みやら追い討ちをかける発熱に耐え、波状攻撃を掛けてくるウイルス君にこちらは幻覚の出る勢いでポンタールを内服し耐え抜いたのです。

今回は抗生物質という医学界のリーサルウエポンに頼る事を放棄し、我が日の丸ニッポンの憲法に掲げられている「戦争放棄」の精神に則り、敵艦隊の攻撃を水際で食い止めるもんね!的な手段を持ち入り応戦に徹した。
頓服で満腹だぜぇ!と我が身体である肉体本土を麻痺させ、敵の弾丸を使いきるまで撃たせ、
自然治癒能力という防衛隊がとれを鎮圧させる 

正に「肉を切らせて骨を絶つ」

その時時代が動いた(NHK)

ちょんまげニッポンの精神を守りぬいたのである。

復活!

ちなみに文章にまとまりが見られないのは
後遺症ではなく、
先天性である。。。

口内炎が自己新記録 あーんど
日本記録まであと2つ!

の6つも同時に出来た 

でりくん でつ。。。

体中のリンパ腺腫れてるし〜

ちゅうことで、一週間ぶりの更新は

童話でちゅ

ありときりぎりちゅ

はじまりはじまり〜 ぱちぱちぱち



夏です。

キリギリスが、ギターを ひきながら 歌っています。

うららーうららーうらうららー


たのしそうに おどっています。


スンタカタッタ スンタカタッタ


野原の 草たちも キリギリスの ギターにあわせて おどります。


さわさわさわさわ さわさわさわさわ


セミや バッタも おどります。


シャワシャワ シャワシャワ
ピョンピョン ピョンピョン


朝はやくから 夕方おそくまで 一日じゅう 歌って おどって 楽しく すごしました。まいにち まいにち。


うららーうららーうらうららー


そんな ある日、キリギリスは アリと であいました。
ありは、大きな にもつを はこんで います。


「アリさん アリさん いっしょに 歌いませんか? たのしく おどりましょうよ」


キリギリスは、アリに ギターを ひいて やりました。


じゃらじゃらじゃんじゃん じゃらじゃらじゃんじゃん


でも、アリは せなかに しょった にもつを おろしません。


「ありがとう キリギリスさん。でも ぼくは、たべものを はこばなければ ならないのです」

アリは、夏の あいだに たべものを あつめて おかなければ ならないと 言いました。


「たいへんだね。でも、すこしくらい たのしんだって いいじゃない」

キリギリスは きれいな こえで 歌います。


うららーうららーうらうららー


「だめだよ、ぼくは いそがしいから」

アリは、あゆみを とめません。


うんしょ うんしょ


にもつを はこびます。


「ざんねんだね。でも、そんなに はたらいて ばかりじゃぁ つまらないよ」

キリギリスは そう言うと どこかへ いって しまいました。
歌ごえだけは、いつまでも 聞こえました。


やがて、夏がおわり、秋が きました。風は つめたくなり、
キリギリスの 歌を きいてくれた セミや バッタたちの 
すがたが みえなくなりました。
草たちも、げんきが ありません。


 そして…… 冬に なりました。

あたりは、雪で まっしろです。キリギリスは、どうして いるでしょう?


歌は…… 歌って いませんでした。
きれいな こえを きいてくれる おきゃくが いなくなった からです。ギターも ひきません。
おどりも やめて しまいました。雪の なかでは、さむくて ギターを ひけないし、体も うごかせない からです。


「アリさんは、どうしているだろう?」


キリギリスは、すこしも あそばず はたらいていた 
アリの ことを おもいだしました。


「たくさん たべものを はこんでいたから 冬でも こまらない だろうな」


キリギリスは、そうつぶやくと あたたかい スープを 
ひと口 のみました。パンも ほおばります。


夏の あいだ 歌や おどりで みんなを たのしませて 
あげたので、おれいを たくさん もらっていたのです。

大きな おうちも たてることが できました。
たべものも いっぱい かうことが できました。


どんなに 雪が ふっても、こまることは 
ありませんでした。



一芸は身を立てる


23時56分
大阪駅のホームをゆっくりと列車がすべり出す。
東京発-大分行き【寝台特急 富士】 B寝台の狭い座席に腰を下ろし、
次第に遠のく街明かりを見送る。

まどかのコトはやはり精神的にショックが大きかった
特に麗華は表面上では平静を見せてはいたが、やはり精神面での落ち込みが隠しきれない様だった。

「麗華よぉ、暫らく仕事に出てこなくていいから、どっか温泉でも行ってゆっくりとしてきな。湯に浸かってうまいもんでも喰って、じっくりと体を休めてから戻ってこい。これはオレからの命令」

その言葉に対し、麗華はあまりに素直に答えた

「アリガトウでし・・・。ユクリね麗華させて頂きマスアルョ」

麗華に言った言葉は、そのまま私がしたい事であった

暫らくのんびりと、気持ちをリラックスできる場所に行きたい・・・。
それが本心であった。

麗華はそれから10日程事務所に現れなかった。


:−:−:−:−:−:−:−:−:−:−:−:−:−:−:−:−:−:−


「でり坊のぉ、お前さんに依頼を受けとった人のぉ、
やっと見つかったでのぉ
これ住所やけの、お前さんに渡しとくぞ」

麗華の留守の間に鎌田のおやじがひょっこりと姿を現した。
鎌田のおやじとはもうご存知の通称「ののじい」
言葉尻に「の」とか「のお」を付ける。
彼は元立派な刑事であり、元当店【Brutus】の客であり、
現私立探偵を生活の糧としている現【Brutus】の相談役である。

麗華と勘蔵さんはこの、ののじいが連れて来た人材であり、
当店とは切っても切れない間柄なのである。

ののじいから手渡された一枚の調査書には、
確かに私が探してほしいと頼んだ人物の報告が書かれていた。

「これって何処なんです?」

「大分県の別府じゃのぉ、当人今のぉ、
別府の温泉街のとある旅館で仲居をやっとるわぃ。
どうやら全国各地を転々としとるようじゃのお」


麗華が少し元気になって戻ってきたのを機に、
私も暫らく店を離れようと思った。

列車が神戸を過ぎ、車窓の景色が黒一色に染まる頃、
レールの継ぎ目を車輪が規則正しく越えてゆく
「カタンコトン」
という音に次第に眠りに堕ちて行くのであった。




人の「死」に直面し、その中でも一番辛く感じるのは火葬場から肉体無き亡骸を見た時だと私は思う。

先まで存在していた体が跡形も無く消え去ってしまう。
記憶と言うもののあやふやさを実感するのが正にこの瞬間であり、
目を瞑り思い出そうとする在りし日の姿が、もうピンぼけのファインダーのようにしか浮かんでこない。
そしてもう確かめようにも二度と出来ないのだから・・・

もう彼女の笑う顔、声、こころは帰ってはこない




・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・




「何してんだ?」

遺骨を骨壺へと納めている時、麗華が何かをしてるのに気がついた

「まどかチャン麗華モッテル瓶に入れておこう思いマス」

見るとコルクの蓋がついた小さな瓶にまどかの遺骨を納めていた

この行為自体が許されるコトなのかは解らない、
しかし麗華の気持ちはよくわかる

「もうしばらくはまどかはウチの一員だな」

「ヘイでし!」


葬儀も終わり、帰り支度をしていた時に一人の女性が現れた。
言うまでもなく、まどかの母であった。

「今頃ノコノコと何しに来てるのよ!」

険悪な雰囲気が漂う。

「この子をうちの墓に入れてやりたいのですが・・・。」

こちらの耳を彼女の口に引っ付けないと聞き取れないような
”蚊の鳴くような”声でまどかの母がそう言った

あいつの性格は母親譲りか・・・。

なんだか少し笑みがこぼれてしまった。

「勿論そうしてやって下さい、彼女もそれを望んでいるはずです。
彼女がやった仕事、つまり我々の仕事が世間でどう思われているのか、
そんなことはやっている我々が一番良く知っています。
ですが、ここにいる者達はここで得られる何かがあるのも良く知っている
んです。その辺を理解してやってください。
我々のしてしまった無礼、心からお詫びします。」

まどかの母はまどかの遺骨を受け取ると深々と頭を下げ帰っていった

しかし、帰り際に我々に渡した一枚の封筒は少々間違いであった。

その封筒には
「娘の式代です。お受け取り下さい」
と書かれた手紙と、まとまった金額の記された小切手が同封してあった


       ・
       ・
       ・
       ・
       ・       
       ・
       ・
       ・


「なぁシホ、こういったモノはどうするンだっけ?」

「え〜っと!こういったモノはね!」

シホは私の手から紙切れを奪い取るとビリビリに切り裂き
空めがけパッと投げ捨てた

桜の時期にはまだ少し早い
桜吹雪ならぬ紙吹雪が晴れ渡る空に舞い散った。




人に認められない仕事があるかもしれない。
だが、自分を認めるための生き方を否定できる人はいない。




デリヘル人情劇場 『放免櫻』前編 

おわり







別に前編 後編に分ける意味も無いんですが、まぁなんとなく区切りってことで分けました。後編は20日頃からのup予定です

この話を書こうと思ったのはもうかれこれ一年ほど前になります。
いつの間にやらライフワークのように感じながら、
あの日を想い起こし私なりに魂を込めながら綴ってきたつもりです。
そして、今回の♯12はこの話を書き始めて一番最初に
【放免櫻】というタイトルのフロッピーに書いた文面です。

全てはここからスタートし、
話を思い起こしながらやっとここまで辿り着きました
ゴールが見えた・・・
そんな気分ですね。

♯13はこの一年ネットという世界の中に埋めるか埋めないか、
よく考えた挙句に、まどかの残した最後の思い、「遺書」に綴られた一節を秘密日記という形ではありますが、埋める事としました。
相互リンクしていただいている方のみにしか見れませんが、自身のHPに纏め上げた時にはどなた様にも見れる格好で載せるつもりです。

皆様にはもう少しだけ私の思い出にお付き合い願えるなら光栄と思います。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


デリヘル人情劇場 『放免桜』 ♯12 

まどかの通夜に雨宮氏が訪れることはなかった。

店の回線全てを携帯電話に転送し、デリバリーヘルス【Brutus】
はまどかの傍で今夜も営業を続けた。

「親分サン。まどかは手紙に、ウチに来て初めて生きる事が出来た・・・
そう綴って逝っチまいヤシタ。
アイツが生きた一年がこの店で過ごした一年なら、
どうぞ今宵も派手に営業してオクンナセェ。
勘蔵の願い、叶えてやってはもらえませんかィ!」

勘蔵さんの提案に否定する者は誰もいなかった。

今夜公休の者達は祭壇の灯を守り、
出勤の者達は一言「まどか!行って来るよ!」
と声を掛け、闇夜に消えてゆく。

「ササッ!姐さん!湿っぽくならずに今夜もパーッ!と行きヤショウ!
お仕事終えた姐さん、ご苦労サンデヤシ!
ササッ!一杯ェググッとググッとぉぉお!!」

これほど酔った勘蔵さんは見たことが無かった。

娘のように可愛がり、誰よりもまどかを気にかけたのは、
紛れも無く勘蔵さんである。



「煙草を買いに行くの付き合ってくれません?」

珍しく麗華が綺麗な日本語で言う。

まだ肌寒い月夜はアルコールで火照った身体に心地よく感じた

「でりサン。マドカチャン、何故死んだデスカ?
麗華ワカラナイですョ・・・。

ズットズットみんなと働くコト何故ダメデスカ??
麗華ワカラナイですョ・・・。」

「まどかはな、きっと怖かったんだょ。」

「怖かったデシか?」

「この世界で出会っても、いつかはみんな離れ離れになるってことをまどかは知ってたんだよ。
もう一人にはなりたくなかった
それ位まどかは麗華のコトも、あかねも、シホも、それから勘蔵さんの事も好きだったんだよ。
他にも理由は沢山あるだろうけどな、
それくらい俺達はまどかに大事に思ってもらえたんだ、
この先何年も何年も生きて、
それ程までに思ってもらえる人に何人出会える?
俺らは幸せ者なんだょ。
だから勘蔵さんは今夜はパーッと行こう!って言ってんだ。」

「スキだから死んだアルカ・・・。」

「そう。そういうこと!
死ぬほどスキ!ってよく言うだろうが
それなんだよ・・・。」

酔いに任せてそんな風に麗華に説明をした


こころに曇りのない麗華がこんな説明をどう感じたかは解らない。

だが自動販売機の蛍光灯に浮かび上がった麗華の姿は、
いつもの麗華に戻っていた。

フッッー

私の火種から移った麗華の蒼煙がゆっくりと天に昇っていった




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