『初チッス完結編』

2002年8月21日
今日は18日の日記の続編ですので、18日の『初チッス』を読まないと
意味解らないないです。でもわかるかも・・・。


どういうシュチュエーションで『初チッス』をしようか?
もう頭の中は必死に働いて、色々考えます

当時は『トレンディードラマ』なるものが大流行で、
石田純一やら、詫間伸などが主役をバンバン張っている時代

信じれないほどの広いワンルームマンションに、カウンターBARなんかがあって
男女が間接照明の効いた部屋でワイングラスを傾ける・・・。チンッ♪

もうこういうのが「かっちょいい!!!!!」
と思われていた時代です。
丹下のおっさんが彼女をメロメロにさす
「甘い言葉をかけるべし!」
というのもうなずけます。

とりあえず、でり君は、彼女を「夜の公園」に呼び出しました
携帯電話なぞまだ肩からかけるショルダーバックの様な電話で
誰も持ってません、あったのは
「ポケベル」
でも、ポケベルもまだ学生は持ってなかったなぁ・・・。

「あ、あの、でりって言うものですが、かなさんはご在宅でしょうか?」

親が出ると分かっている家電に緊張満点で電話をかけます

「今日は夜出れるようにしといて」って言ってあるのですが、
彼女もしらじらしく

「え!?今から? どうしょ・・・。わかった。少しだけなら大丈夫ょ」

などと、少し困惑ぎみに、仕方ないなぁ・・・もう・・・
などという雰囲気をかもし出す「小芝居」をうち、
親にすぐ戻るから。と家を出てくる。

もう2人のトレンディードラマはここから始まっているのです。

普段、学生服しか見ないので、
「彼女の私服」
というのに、かなりドキドキします。
妙に大人っぽく見えたり、雰囲気が違うんですよね

本日の目的はもう、ただただ1つ!!

本で言う「目次」では、この日の目次には
『初チッス』
とだけ書いてあり、
レストランのメニューには
本日のシェフのおすすめコースの欄にも
『初チッス レモン風味ソースの唇』
のみの1コース営業です。

普段はおバカな自分が、妙に言葉もマゴマゴしているのがわかります
きっと彼女も
「きっと今日、初チッスだゎ・・どきどき」

とわかっていたことでしょう。

もうでり君の心臓は
ドキがむねむね

  ぃや

胸がどきどき してます。
どきどきどころか、ずっきんどっきん言ってます

頭を駆け巡るのは、丹下師匠のお言葉・・・

「そっと手を肩に置き、彼女が目を瞑るのを待つべし!」
「焦っている自分を隠し通すべし!」
「チッスをする前に大きく深呼吸するべし!」
「顔は右斜め25度傾けるべし!」
「初めのチッスは舌を入れるべからず!!」


もうコレばかりが頭を巡り、会話も会話になりません

雰囲気を察し、「今か?」「ここか?」

自問自答を繰り返します

ふと、目と目が合った時・・・

沈黙
沈黙 
沈黙
沈黙

「今!?」

彼女が目を閉じたんですね

「今!」「今!」「今!」

心の中の、ピュアな白でり君が叫びます

えっと・・顔は右斜め25度だっけ?
左?え!?右??
深呼吸してないぞ!!
あれ?あれ?ぇえ!?

こういうのを『パニック』と言います
完全にパニック

沈黙
沈黙

沈黙
・・・

異常に長い沈黙に、笑いさえ込上げてきます

なんとかしなくては・・・
手はどうするんだっけ!?
え?
手はどこよ!!
『もみっ♪』

え!?もみっ♪??

『もみっ♪もみもみっ♪』

もみもみっ♪!?!?

目と目が合いました

きっと彼女すっごいびっくりしたのでしょうね
いや、むしろ、オレがびっくりしました
彼女の目
すこし涙が出てたかもしれない
いや、むしろ、オレが泣きたかった

何も言わずに帰って行く彼女を、追いかける勇気も無く
ただただ 彼女の胸をもみもみした手を見つめ・・・
ふと思った。

 「これも人生」

女性はドライな生きものです。

「秋日的天気、婦人的心理」

こんな中国語なかったでしたっけ??

「おんな心と秋の空」


少し涼しくなってきましたね・・・。
もうすぐ 秋 です。

どんなまとめ方じゃい!

ではまた


http://www.vesta.dti.ne.jp/~hmhiro/

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