デリヘル店長のお仕事
2002年10月9日今日は風俗店の店長のお仕事を紹介しましょうか。
デリバリーヘルスは店舗を持っていません
なので、基本は電話を受けて、お客の好みを聞き、
お客のニーズに合った風俗嬢をお客のもとへ連れて行く。
これがもっぱらのお仕事であり、最重要部門である。
回転を早くする為に、各地でセッセコ励んでいる女の子の場所を
常に把握し、次に行く場所を瞬時にはじき出さねばならない。
十数人が毎日出勤するので、
誰が何処にいるのか?
どのルートが最短なのか?
常連客ならば、同じ女性が付いた事はないか?
予約の入っている子がブッキングしないか?
ありとあらゆる気を使う。
もう忙しい時間帯は戦場となる。
毎日、午前10時から翌朝5時まで
これが365日続く。
もちろんこれだけではなく、トラブルがあるとすぐに飛んで行く。
そしてなんだかんだと客人が来る相手もする。
世の中どこを見渡しても「広告」の山ですが、
風俗の広告もやたらめったら多い。
雑誌、新聞、ネット、
うちに出入りしていた広告の人間もゆうに20人はいた。
風俗の広告とは、男性の皆さんはよく知っている方もいるかもしれないが、
タウンページよりもぶ厚い「ヘ○ン」などという雑誌をはじめ、
「マ○パラ」など多数存在し、
女性専用の求人誌。5〜6ページの冊子状の情報誌 などなど
新聞はスポーツ新聞でおなじみの3行広告から挿絵が入った広告欄まで様々。
とりあえず店が優良だと認知されると、こんどは
「風俗潜入ルポ」
なんていう、雑誌の特集なんかの依頼がやってきたりする。
顔出しOKの子は、結構この特集や、グラビアに載りたいらしく、
「今度特集があったら是非あたしを!!」
などと直訴してくる子もいる。
グラビアなどは、本格的にスタジオなんかに行き、
その雑誌社専属のプロのメイクさんに化粧をしてもらえるので、
やはり女の子はうれしいようだ。
そして早刷りの雑誌を見て、お客に自慢したり
でり君が必死に電話を受けてる横で、
何時間も自分の魅惑の変身に見惚れ、
「でりさん♪これどう?この写りはどう?どう?
綺麗に撮れてる?正直に答えて!」
などと何度も何度も聞いてくる。
満面の笑みで言ってくるので、こちらも
「うっさい!向こう行ってろぉ〜」
とは言えないので、
「それ持って芸能事務所に売り込んできたら?」
なんて言ってみたりする。
するとまんざらでもない様子で
「芸能人になったら最初にサインしてあげるね♪」
なんてさらにご機嫌バロメーターはアップするのだ。
その子が公休の日だったりすると、朝までこれがずっと続く(苦笑)
その間ににも、電話は鳴り続け、雑誌社は来る、新聞社も来る
もうパニックになる。
そういう時は広告社の人間にも電話を取らせ、大いに働いてもらう。
電話の受付に、日本人と中国人のハーフの
「麗華」という女性スタッフがいたのだが、
この子は、受付では流暢な日本語を話す。だが普段は「片言」の日本語。
人手が足りない時は「風俗嬢」として出動もするマルチ風俗嬢なのだが、
この麗華。電話が鳴り響き、忙しさのあまりパニックになると
「アナタどち ラサン!?YOUのはなしハヤイ麗華キコエナイOK!?
あぁ!ワカリマスぅ!謝々」
なんて日本語と英語と中国語の無茶苦茶な言葉になる。
これが結構爆笑を誘い気持ちが和むのです(笑)
雑誌社の方で出入りしていた方に一人女性の方がいたのだが、
忙しさのあまり、頼み倒してバイトで仕事に一度だけ出てもらった。
まぁこの話はまた詳しく書こうか・・・。
そして、空も青白くなってくると長い一日が終わり、
出勤した人間をつれて朝メシに焼肉屋へと向かうのである。
あぁ忙しい・・・。
そして午前10時の営業前、午前9時からは当日予約の受付が始まる。
デリヘル店長は日夜、戦場で働くのである
明日は「密着取材ルポ」の裏 の予定っす
http://www.vesta.dti.ne.jp/~hmhiro/
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