チェンジする男
2002年10月25日世の中にはくだらない男も居る訳でして・・・
男が店に電話をしてきたのは
日付も変わり、午前1時頃だった。
「もしもし?今から女の子1人大丈夫?」
どの客も同じ、そっけない口調でそう言った
「どのような感じの子がよろしいですか?」
こちらも同じ決まり文句を言う
「そら可愛い娘がえぇに決まってるがな!」
「それはそうですよね。しかし私が言っているのは、
性格的に という事でありまして、優しい子、明るい子
おしゃべり上手な子、色々タイプがみな違いますので・・・
容姿はすべてすばらしい女性ばかりで御座います」
「そんなもんどうでもえぇから、一番ベッピン連れて来い!
わしはそう言ってるんじゃ!!」
「さようでございますか・・・
かしこまりました。1時間少々でお連れ致します」
我々は、こういうお客様を一番警戒します。
自分の主張のないお客様は、一番仕事がしにくい。一見楽なお客にも見えますが、こういう客に限り後で散々文句を言ってくる。
仕方なしに、無難な女性を派遣する。
無難というのは、すべてにソツのない女性。
ベテランの経験豊かな女性を指す。
お客の部屋に到着したというドライバーからの連絡を受ける。
5分後
彼女の携帯からインコールが入る
「お客様チェンジと言っておられます。
次の女の子の到着は何分後ですか?」
やはりチェンジだった。
店にとって、チェンジはかなりイタイ
すべての段取りが狂うのである。
「お客様に代わってくれる?」
「お客様。今伺いましたミキに粗相でも御座いましたか?」
「こら!ベッピン連れて来いって言うたハズちゃうか?えぇ?
これのどこがベッピンじゃ!ぼけ!」
彼女の居る前で客は堂々と、悪びれた様子も無くミキの悪態をつく
この仕事で働く女性にとって、もっとも気分の悪い瞬間である。
「お客様。うちの女性がまだお客様の元におりますか?
でしたらすぐに女性を部屋から出していただけますか?
すぐに代わりをご用意させていただきますので。申し訳ありません」
次の女性が向かう。が、次も同じ事が繰り返される
「こいつのどこがベッピン言うんじゃ!?お前の目は腐っとるんか??」
こういう男はチェンジ屋といい、どの女性を連れて行っても同じである。
男はチェンジ料金を払い続け、女性に罵声をあびせ、ひたすらチェンジを続けるのである。
4,5人目くらいにうちのNO1が出動する。
普段のコースでは決して出向くことのない女性であり、VIPコース
いわゆる超優良客、もしくは会社の接待などにしか行かない女性である。
そして私も同乗してチェンジ男の自宅に向かう。
「シホ。この客チェンジ男なのでよろしく」
「は〜い」
シホがお客の部屋に向かう。
10分後。シホから段取り通りの連絡が入る。
「店長。私こんなダサい男の相手できません!
我慢してお風呂までは入りましたが、アソコが変な色してます。病気の可能性もあるので、どの道無理です!変な客つけないで下さい!しかも小さくてどこにあるのかも解りません」
お客がシホの電話を取り上げ話を代わる。
「こら!お前ら充てつけかい!!あぁ?やられたことやり返すんかい!」
「お客様。というコトは、
お客様はワザとチェンジを繰り返しておられたのですか?」
「ちゃうわぃ!こいつで我慢したる言っとるんやんけ!」
「しかし、ご病気では無理でございます」
「こら!うっさいんじゃ!責任とらんかい!」
お客様はただ「抜きたい」だけでございまて、
一度抜きたいという感情になれば、もう抜くまで気が済まないのが
男の悲しき性でございます。
男のやり取りの間に、簡単な身支度を済ませ、
シホが飛び出してくる。
と同時に、代わって部屋に入る。こういう時は勢いが大事です。
風呂場から裸体の男を外に引きずり出し・・・
「お前みたいな肝の小っこいガキが、
風俗で女遊びする資格ないんじゃコラ!」
できるだけご近所に聞こえるように叫びましょう。
こういう男にまずヤクジャ系の方はいない。
かえってそういう方は女性を宝石の様に大切に扱ってくださる。
こういう事をするのは、肝の小さいオタク方面の方が大半
「えぇ経験した出来てよかったのぅ!どこぞの掲示板にでも書き込みするか?おぃ!?
見つけ次第お前の家追い込みかけるど!?
この時間の浪費どない責任つける気じゃこら!?」
世の風俗好き男性のみなさま。
女性をコケに扱うことだけはご勘弁下さいませ。
チェンジの際は女性が部屋から出た後ご指摘していただきたいものです。
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