すぐに支度をしてホテル○○に向かった。
部屋をノックすると、あかねが出てきた。
部屋に入ると、筋肉隆々の男高木氏が椅子に座っている。
普段客とは電話での受け答えしかしないので、客本人と顔を合わせることはまずない。電話では「ボクは〜なんだぁ」とひ弱な声でしゃべる高木氏は、私のイメージではか細いタイプのM男君と思っていたのだが、伸長は180近くあり筋肉質な青年という感じであった。

が、そこはやはりあかねの客である。
様子が普通ではない。その筋肉隆々の彼は、白のグンゼと思われるブリーフ1枚を着用して椅子に腰かけており、なぜか泣いていた。

「いつもあかねをご贔屓いただきありがとうございます。私店長のでりともうします。・・・あのぅ、お客様どうかなさいましたか?」

ことの成り行きが理解できぬまま、ポカーンとしている私をよそ目にあかねは高木氏の傍に行き首に抱きつき彼の頭をなでた。

「よし君はあかねとお別れするのが悲しくて悲しくて泣いてんだよね〜よちよち♪」

演技モード全開のあかねから状況を把握しようとするが、イマイチ飲み込むめない。
すると高木氏が顔を上げ、口を開く

「ボクは明日から転勤で遠い所へ行ってしまうんだ・・・。だからもう暫らくあかねちゃんには会えなくなるんだ・・・。あかねちゃんはボクの天使なんだ・・・。ボクは・・・ボクは・・・え〜ん!!」

マッスル高木氏は本当に「え〜ん!」と言い大声で泣いたのだ。
私の体全身に鳥肌が立った。
しかし我々もプロである。金を頂戴する者として、全力で高木氏に尽くさねばいけないのである。

「店長さんがポラロイド持って来てくれたから、いっぱいいっぱいよし君とあかねの写真撮ってもらおうね〜ふたりの思い出いっぱいいっぱい撮ろうね〜だからもう泣き止んで。ね!よし君!よし君が泣いてるとあかねまで涙が出てきちゃうよ」

泣き伏す高木氏にやさしく声をかけるあかねだが、顔は笑っている。

顔を上げた高木氏にすかさずディープキスをし、そのままベットへ誘導するあかね。
私もポラロイドカメラの用意を始める。

濃厚なあかねの攻めが続き、高木氏は女性のように身をよじり喘ぎ声を上げる。

「今日もアイマスクしようね♪」

あかねはカバンからアイマスクを取り出すと、高木氏の視界を奪った。

「え〜ん!ボクのあかねちゃんがみえないよぅ〜!」

この男、私がいることなど関係ないのだろか?M男全開である。
あかねは今度はカバンから一本の筆を取り出し、高木氏の乳首を攻めるのである。

「よし君はこうやってあかねに乳首を筆で遊ばれるのが大好きなんだよね〜♪こんな恥ずかしい所も写真で撮ってもらいまちょうね〜♪」

高木氏の視界が遮られているのをいいことに、あかねはそう言いながらも
「ば〜か!」
と口だけで声を出さずに言っているのである。

「よし君はあかねのどこが好きなの?店長さんに教えてあげて」

「ぅん。ボクはあかねちゃんのオッパイが大好きなんだ」

おっぱいかよ!と私は心で突っ込みながら笑いをこらえる。
あかねは
「じゃぁあかねのオッパイいっぱい触っていいょ〜♪」
と言いつつ高木氏の手を胸にあてがい、空いている手で高木氏の顔面にパンチを入れるフリをする。顔はマジである。

あかねの度はさらにエスカレートして行き、今度はカバンからリップを塗る筆を取り出した。何をするのであろうか?とこちらも楽しみになって行く。

足先から筆で高木氏を弄び、だんだんと上へ上へと筆を進めるあかね。そして筆が顔にさしかかり高木氏のおでこに行くとあかねは筆を口紅のついた筆に持ち替え、なんと高木氏のおでこに


『肉』


と書き込んだ

マッスル筋肉マンM男君に変身である。


思わず不覚にも噴出してしまった。
あかねはこちらを向きピースで答える。かなりご満悦である。
時間もあとわずかになり高木氏を口で昇天に導き、プレイ終了である。

別れ際、高木氏、ぃやマッスル筋肉マンM男君はまた号泣していた。
だがそのおでこには赤の紅で『肉』と刻まれている。

ホテルを出、マッスル筋肉マンはタクシーに乗り込み去っていった。
きっとタクシーの運転手もバックミラー越に気づくであろう・・・。

『肉』

異国の地でもがんばれ!マッスル筋肉マン!

(本文に出てくる名前は仮名です。あしからず)

過去の火曜サスペニス劇場は
http://www.vesta.dti.ne.jp/~hmhiro/kyouhu/index.html.htm
にて御覧あそばせ〜


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