『SMの話』 サブタイトル「迷える2トップに捧ぐ」秘密追加済み
2002年12月6日さて連続UP最後の話は、
「サドとマゾ」の話です。
地球上にいる全人間の割合で言うと、
M(マゾ)が圧倒的に多いそうです。(でり研調べ)
が、しかし!M気質の人間はSにもなれるのであります。
生まれつきSの人間は一生SのままMになることは有り得ません。
ではMの人間がSになる時はどういったときか?
それは身近な人間が、自分よりもM度が深い人間であると分かった時。
要するに自分の大好きな人間が自分よりも、より深いMであると分かった瞬間、または こいつにはM度競争で敵わないと判断した瞬間、Mであった人間がSへと変わるのであります。
例えば、一組のM同士のカップルがいたとしましょう。
始めはお互いが競うように愛の深さを指し示そうとします。
お互いがMなので、互いに尽くし合いの競争をします。
しかし時間が経過し、こいつの方がどうやらオレ(アタシ)のことを愛する深さがデカイんでないか?
と悟る時がやってきます。
その時にM度競争に負けた敗者Mは自分が愛する勝者Mと生きる道を探るべくSへと生まれ変わります。
これを「安心」と言う言葉にも置き換えが可能です。
Sに生まれ変わった元Mは、今度は愛情の表現として、Sならではの行動、言動に出ます。
いつもなら必ず出る愛するMの電話にワザと出ない。
Mの不安とするであろう言葉を投げかけてみる。
突然不機嫌になってみる。
などなど・・・。愛するMのためにピンポイント攻撃で意地悪をして行きます。
元Mである新生Sは、愛するMが困り、うろたえる事が手に取る様に分かるのであります。
なぜなら、元Mだから。
M気質の人間は相手の愛情を自分が愛する深さでその愛を量ります。
S気質の人間は相手から与えられる愛情で自分の愛する深さを量ります。
Sは相手に自分の事を心配させ、気に掛けさすことによって愛情を量るので、Mに対しての要求(意地悪とも言う)は増して行きます。Mが困り、うろたえている姿を見て自分は愛されているのだと安心するのであります。
Mにとってはえらい迷惑。
自分はもう愛されていないのではないか?自分の愛が足りないのではないか?と、もがき苦しむのです。
しかし心配はご無用な場合がほとんどです(でり研調べ)
なぜなら、本当に愛されてないのなら、元Mの新生Sは本来のM気質に戻るべく、即座に新たなパートナーを求め旅立ちます。要求(意地悪)をする必要がないのですね。
本来Mなので、わざわざ嫌いなヤツのためにSでいる必要がありません。
この構図が分かる方は、Sになることが多々ある私と同じM気質の方でしょう。
これが分からない方は、真性Sの方か、真性Mの方ですね。
相手を困らせるのも愛情の表現の一部ってこともあるのですよ。
迷える2トップの気休めにでもなれば幸いです
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