さぁクリスマスも終わりまして、今年も1週間を切りましたネ
ゴールが見えてくると体内バッテリーもそれに合わせるかのように
赤く点滅しておる所存です。

さて、(転換語)

人間のものさしとは、「そん」か「とく」で計る事が多々あります。

我が家のトイレの日めくりカレンダーにそう書いてましたもん。

損して得取れとも言いますが、絶対的に損を避け得を取りにかかります
まぁ当たり前なんですがね。
自ら進んで損を好む人なんていませんから。

ただ、大まかにはそうであっても、人間にものさしなんて言うものは本当はないと思っています。それが計れるのは、その命が終えた時くらいではないか?そう思います。

育った環境 親の考え方、それに反する自分の意思、友人、教育、仕事場、会社や世間での位置関係、それぞれの自分の置かれた立場 全ての要素が合わさって自己が形成されて行くものです。その節々で「損」を取るのか「得」を取るのかを決めながら生きてゆきます。

あんな親から生まれたかった、あんな環境があればよかった、あんな仕事をしたかった・・・。選べないものは山ほどあります。それに、選べるはずなのに、自分のせいで選ばなかったということも結構あります。

その「選べるはず」なのに選ばなかったということが「損」をしたということなのでしょう

どんなことでも、覚悟を決めて、その場所で精一杯やる。
そこで初めて「絆」が生まれ、信頼へと変わって行きます。
それが「得」を取った事へと後々繋がってゆくのだと、私は思います。

花は咲くところを選べません。だから根付きます。
また、そうやって咲いた花を見て誉めるのであるならば、
咲かせた幹の太さを見るべきです。

以前、私はひとの最後に立ち会うことが多いです
そう書きました。
周りが死ななくてもいい そう思う最後でも、
自分を咲かせた本人には散り際を選ぶ権利がある。

他人が、まだまだこれからなのに・・・。
損をしたかのように言ったとしても、
それがはたして「損」を取ったのかは、
自分を咲かせた本人にしか分からないことなのです。

人間のものさしは他人には計ることが出来ないものさしです。


デリヘル日記もそろそろ佳境へと向かい始めます。
「本題」というやつですかね・・・。

「絆」がキーワードです。

そう今日は予告なのです。




「で、で、でり様ぁぁぁああ!!」

「どうした?でり様って気持ちワルすぎなんですが・・・」

最初で最後の絢爛豪華なクリスマス会(パーティーとは言わない)が行われるきっかけは、麗華の気持ちの悪い叫び声


「い、い、今デスネェ、ザ、リッ○カールト○のヒトから電話デシテですネ。
24日にホテルのキャンセルが入りマシテですネェ、な、な、なんと
スイートルームが すいと〜る らしいデス!
麗華びっくりしちまって、即OKダシマシタです!」

これより遡ること約1ヶ月前、普段これだけがんばってくれている従業員にお礼を込めて、クリスマス会をやろうじゃないの!と企画をし、どうせやるならこの際、絢爛豪華に高級ホテルのスイートを予約してやろうじゃない。
題して、

「人生一度くらい超豪華なクリスマス会をしようよ!ね!みんな!」

を考えたのだ。
しかし、どのホテルもクリスマスイヴは空いているワケもなく、企画は立ち消えしていたのだった。それが急にいつもお世話になっているホテルがキャンセル空きを知らせてくれたのだった。

「よ〜し!我々には追い風がびゅんびゅん吹いてるぞ!麗華ぁ!今から君をクリスマス会企画部長に任命する!」

「アイアイサー!でし」

当店【Brutus】のいてもいなくても意味のないオーナーから軍資金を調達し、こうしてクリスマス会が行われることとなった。

24日の営業は完全予約制。朝8時から知り合いのラブホテルを夜11時まで10室借りきって、デリヘルなのにホテヘル形式で営業を行う。
こうすることで客の自宅まで行く時間短縮ができる。
客には最寄の駅まで来てもらう。贔屓の女の子と手をつなぎイヴにラブホに入れるということで、擬似恋愛にのめり込んでいる客は大いに喜びやってきた。
ホテル代は当店が負担。客へのささやかなクリスマスプレゼントだ。

16時間あまりの営業だが、十分儲かる計算。

予約が一番入ったシホは16時間で24組という驚異的なスケジュール。
実に一日で25万あまりの手取りとなる。

客を相手し終わる度に、駅前に駐車してあるワゴン車へ客から貰ったプレゼントの包みを持ち帰り、それを置いてまた客を迎えに駅前の待ち合わせ場所へと向かう、これが永遠に23時まで続く。
ワゴン車はサンタの袋と化すのであった。
24日に仕事を入れなかった面々は昼頃に事務所へと集合する。
クリスマスイヴの日に高級ホテルのスイートに行けるとあって、欠席者は少ない。日頃は金に追われ、苦しむウチのメンバー達も今日は皆明るい。
あの蚊の鳴く声でしゃべるあかねでさえにこやかだった。


:::::::::::::::::::::::
↓下へつづく↓


「それではそろそろ麗華班はイテきますョ〜」

どこに行くのか?と言うと、貸衣装屋に行くのである。
テーマは「超豪華なクリスマス会」である。

どうせならイイ服着て、着飾って楽しもうよと少し「粋」な計らい。
勘蔵さんは紋付袴で参加する。

辺りも暗くなり、街がカップルで溢れかえる頃、女の子をVIP専用車のベンツ「デリヘルでり太2号」で送迎。

これぞ
「人生一度くらい超豪華なクリスマス会をしようよ!ね!みんな!」である

女性はつくづく綺麗になることに憧れているのだなぁと思った。
ドレスアップした彼女たちは明らかに目の輝きがいつもと違う。


ヨーロッパの家具でそろえられた部屋に着飾った人々
なんだか「大正ロマンの社交会」と言った感じだった(笑


「それでは皆様、いつもご苦労様です!今日は大いに飲んで騒いで下さい!」

午前零時、クリスマス会が開催。
乾杯はドンペリと決まっているらしい。
どうして皆ドンペリドンペリと言うのかがいまいち理解の出来ない人約2名
勘蔵さんと私であった。

アットホームが売りの当店、皆和気あいあいとクリスマス会を楽しむ。

クレーム処理班のあかねがドレスをまくり上げ、腹踊りを披露。
麗華が下手なマジックショーで盛り上げる。
接客のエキスパート達だけあって、皆自慢の『芸』を披露する。

まさしく「クリスマス会」であった。

夜中も3時に近い頃、私と勘蔵さんはホテルを抜け出す。

行き先は二人の行きつけの「居酒屋andばぁ〜」
その名も『きゅうり婦人』

ここもある意味「大正ロマン」を感じさせるボロ居酒屋

のれんをくぐると、サンタクロースの衣装を着たママ「きゅうり婦人」が出迎えてくれる。かなりキツイ・・・。

「居酒屋andばぁ〜」の「ばぁ〜」は
「BAR」ではなく、「ばばぁ」のばぁ〜 なである。自分で言ってるのだから間違いない。

勘蔵さんと私はこういったところの方が落ち着くのであった。

「勘蔵さん、どうもお疲れ様でした♪」

「親分さんこそ、お疲れでやした!」

もちろんここではドンペリよりも「熱めの燗」がよく似合うのであった。


おわり

ついにクリスマスイヴですね

修羅場と化すであろう本日の予定は

パンいつもの倍 12000個です

きゃ〜!ワクワクするぅ〜!
んなワケねぇ!!!!!!


夕方からは焼き鳥屋でクリスマス祝います♪

それだけが生きがいで今日を乗り越えますです!

今日は最後に『クイズ』で締めましょう。

第一問!ダダダン!(効果音)


新幹線『のぞみ』を 男女 で例えるならどちらでしょう〜か?
理由も考えてねん♪


正解者から抽選で全員に、
でり君が近未来に開業する宿屋『放免楼(ほうめんろう』の無料宿泊券をぷれじぇんと♪

って誰かが言ってました・・・。

ダイエット古今東西

2002年12月22日

つい先日にこの日記で、今年もあと3ヶ月ですか・・・。

なんて書いた記憶があるのですが、なんのそのもう一週間になってしまいました。

年末、年始は忘年会だの新年会だのと一年で最も体調管理の必要な時期ですね。

ダイエット商品が一気に増える時期でもあります。

一体ダイエット商品って何種類くらい出回っているのか調査してみたい今日この頃です。


さて、ダイエットと言えば、飽食の時代を象徴するものと思っている人も少なくないでしょうが、ダイエットで美しくなりたいと思っている女性の願いは、いまも昔も変わらないようです。

 例えば、江戸時代(えらく遡るね)京都の遊女のあいだでダイエットが流行したそうです。遊女とは今で言う風俗嬢ですかねぇ。そうここは風俗日記です。遊女の場合、美貌は実入りに直結したわけで、彼女たちは現代の女性よりも真剣だったかもしれません。

京都遊女の場合には、指に金の筒をはめていたといいます。これで指を締め付けて、太くならないようにしていたと言うのです。当時の遊女は、白魚(しらうお)のような指が、一流の遊女の証と言われており、細い指を保つために必死だったと言います。

また、足には草の足袋をはいたまま寝て、足が太くならないようにしたと言います。
髪の毛は、さねかずらの汁ですいて、体はヌカ袋できれいに磨き、食事制限は当たり前だったと言います。

 現代の女性よりも、かなり本格的で、過酷なダイエットだったようです。

さらに、彼女たちは礼儀作法も厳しくしつけられたので、京の遊女の評判はかなり高く、男たちの憧れの的だったそうです。

上記は、井原西鶴の『好色一代男』に記されてまして、最後に井原西鶴は

「生まれながらにいい女というものは、めったにいない」

と記しております。

いい女だけでなく、いい男になるためには、いまも昔も、努力が必要というこらしいです。


参考文献:井原西鶴『好色一代男』


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秘密メモ遅れてスミマセンm(__)m

HPの掲示板に書いて頂いた皆様のレスをやっとこさ書きました(汗)
自他共に認める亀レスですが、懲りずに書いてね☆
いつもありがとうございますm(__)m



今日、電車の中で小さい女の子が駄々をこねていました。

するとお母さんが女の子をやさしく諭していました。

「そんなに駄々言ってると、ペンギンさんが『もう北極に帰る!』って帰っちゃうよ?」

女の子の手には、大きなペンギンのぬいぐるみがありました。


よくある光景です。(あるかな?)

でも、お母さん間違ってますよね?

ペンギンって北極じゃなくって、『南極』にしかいませんよ!(ですよね?)

でり君ふと考えた。。。。

動物園のペンギンを南極でなく、北極に帰したらどうなるんだろ????







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「いやぁぁ!やっと帰ってこれたなぁ〜。
やっぱ生まれ故郷っていいよな!なっ?お前もそう思うだろ?」


一組のペンギン夫婦が生まれ故郷に帰って来た。


「ちょ、ちょ、ちょっとアンタ!何かヘンよ!?確かにここは私たちの生まれ故郷に似てるケド、何かヘンじゃない??」

こういう時は得てしてメスの方が敏感である。


コンコン!コンコン!

「ほら!あんたぁ〜!この氷の感触。そしてこの風景。生まれ故郷じゃないわよ!!」



「な、な、なんだって!?そんなコトあるものかっ!ここはどう見たって南極じゃねーか!」

コンコン!コンコン!

・・・・・。




「ほ、ほ、ホントだ・・・。南極にしては氷が堅すぎじゃねーか!そ、そ、それに南極にしちゃ〜寒すぎるぞぉ!ブルッッ!」


そして二羽同時に叫ぶのである。



「こ、こ、ここは北極じゃねぇぇかぁぁぁぁあああ!」


その声を聞きつけた北極グマが、のっしのっし とやって来る。

「テメーら見かけないツラだな!?何の用だい?ハハ〜ン・・・さてはワシに食われたいってコトか?」



「あ、あ、あなた!やっぱりここは北極なのよ!白くまが南極にいるハズないじゃない!」




「俺たちは動物園にハメられたんだ!なんてこったい!!! 

オ〜マイ  ガッッッッ!!」


ペンギンの悲痛な叫びが北極にこだまする。


ここが南極ではなく、北極だと気が付いた時にはもう遅かった。。。




自分の頭上を空高く飛び去って行く飛行機を見つめ、そのまま足を滑らせ背中から スッテン! と、北極に連れて来られた南極ペンギンは夫婦でころぶのであった・・・。





-----☆------☆-----☆------☆-----☆------☆-----☆------





みたいなコトになるのでしょうか?

ペンギンが北極に行くとどうなるのか知ってる方。

でり君に教えて下さい。



秘密に言い訳アリ・・・。

「いゃ・・。だからね、オレはここに捕まりに来た訳ではないのですよ・・。勘蔵さん」


「へぃ!承知ですとも!なんてったって、このヤマはみ〜〜んなアッシの独断でヤスからして、親分さんが知ってるワケがねぇんだ!さぁ!アッシにワッパ掛けなせぇ〜!」


どう説明すれば勘蔵さんは分かってくれるのか・・・。

勘蔵さんをなだめる警官、取調室から出てきた刑事、そして私。
誰一人として、話がかみ合うモノがいない。。。

しばらく2Fでゴタゴタしていると、もう一人警官らしき人が現れる。

「ゴタゴタここで何してる!ここを何処だと思ってんだ!」
あまりのドスの効いた声に、一瞬辺りが静まり返った。

・・・・・・・。



「なんだ!?あんた勘蔵か?勘蔵だろぅが!?こんなトコで何してんだ?また何かしでかしたか!?」
なんなのだろうかこの警察署は・・・?
もう何がなんだか分からない。


・・・・・・・・。


「あぁ・・・。川崎の旦那さん。その通りアッシは勘蔵デシ。お懐かしゅうごぜぇヤシ。この老いぼれ、ム所から放免頂きヤシてぇ、シャバに命ある内にけぇって来やしたがぁ、御覧の通りまたぁお世話になりに帰ぇってきャシタ。また旦那にワッパ頂けるとは勘蔵も運が付いてャスなぁ!がははは!」




こういうのを因縁の瞬間というのであろうか。。。
いゃ、そんなコトを言ってる場合ではないのだ。
勘蔵さんは何もしていないのだから・・・。


ここの偉いさんらしき川崎の旦那に、中年刑事と勘蔵さんをなだめていた警官が事情を話す。



「勘蔵!おめぇは何にもしちゃいねぇよ!そこの兄ちゃんも何にもしてねぇ!下の医務室で休んでる女の子を迎えに来ただけだ!こんな朝っぱらから縁起でもない顔見せに来るな!用は済んだんだよ!さっさと帰れ!」


・・・・・・・。



「へ?親分は何もヤマ踏んでねぇってコトですかい?なんでぇなんでぇ・・・。勘蔵もついに焼きが廻って来やしたか?がははっ!そうでしたか・・・がははは!ささっ。親分さん!こんな陰気なところはさっさと”オイトマ”しやせぅ! ささっ!皆様お控えナスってぇぇぇえ!」
なんだか分からないまま、コトはあっさり片付いたようだった。


帰り際に偉いさんの川崎が私に一言いった。

「兄ちゃんが鎌田さんトコの兄ちゃんか?勘蔵はあんなヤツだ。よろしく頼むゎな」
川崎さんの一言で何かが分かったような気がした。

この数ヶ月、勘蔵さんと共に仕事をし、女性従業員への態度、若いドライバーへの接し方、どれを取ってもム所に十数年いるようなことをした人間とは思えないでいたのだ。
こんな生き方があるのかもしれない。
少なくとも勘蔵さんは、今までの人生を一度も後悔なんてしたことはないだろう。
例え、塀の中で暮らす羽目になったとしても・・・・




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「勘蔵さん。麗華になんて聞いてココに来たんです?」

帰りの車の中で勘蔵さんに聞いてみた。


「ぃやぁね。アッシが事務所に戻ると麗華お嬢さんがベソかきながら客の電話ぁ取ってましてね。驚いてお譲さんにワケ聞くっテェと、

『でり親分サン港署にイノチト引きカえに行ったデシ。親分サン5ネン、10ネンここには帰ってコレないイイましタ。麗華がキョーから親分ダイリデシ!』

なんておっしゃるんでぇ、すっ飛んで来たってぇワケです。
親分さんも今日はたまの休日。お嬢さんに何て聞いたんデシ?」


「私はね、まどかが港署に人質にとられて、身代金代わりに私に来るように電話があったって・・・」

「がははははっ!」



顔を見合わせて二人で大笑いをした。

「勘蔵さん。まだ飲める店あるんですが、二人の放免を祝って乾杯しますか?」

「それは嬉しいお誘いでヤスがぁ、今日は親分代理の所へ真っ直ぐ帰ぇってやりゃしょうゃ。きっとまだお嬢さんベソかいてますゼ!がははははは!」
つかの間の親分代理に労いの言葉でもかけてやろう。


東の空には、眩しすぎる太陽が朝を伝えていた。


デリヘル人情劇場『勘違い』 おわり

秘密は今日はお休みでふ☆

誰が2Fへ入ってきたのか分からない警官と中年刑事は、取調室のドアを閉めてしまった。

「アレお前の連れか?何大袈裟なコトしでかしてんだぁ!?」

確かになんだかコトが大袈裟になってきている気がする。
勘蔵さんの”親分さんは何もしとらんがぁ!!ワシが犯人やて言っとろうが!”がとても気になる。

オレなにやったんだろ??

そんなコトを考えながらも、とりあえずはまどかの話が先決である。

「で、まどかはいずこへ??」

おちょくられているのに余程腹が立ったのか、中年刑事は頭のテッペンから噴煙の出そうな勢いでコチラを睨みつける。正直言ってちょっと怖い・・・。すると、見るに見かねたのか、温厚そうな警官がやっと本題を話し始めた。

「こっちも無銭くらいでガタガタ言わんてアンタもよく知ってるだろぅが・・・。男連れて来た時になぁ、挙動が変やったから検査受けさせてな、陽性反応やったんや。こっちが言ってる意味分かるな?で、こちらとしては、容疑者の名前、住所がほしい。そう言ってるんや。」

ああぁぁぁ・・・。
なんて厄介なコトをしでかしてくれてんだ・・・・。
男は薬の常習者だったのか・・・。

「あのぉ・・。その男のコトをお調べになるのがソチラさんのお仕事ではないのですか?捜査協力ってコトですよね・・・?で、まどかを人質ですか?どう転んでも、まどかが一緒に吸えるようなヤツじゃないのは私が一番知ってますから。そんなヤツではないです」

まどかは1ヶ月程前に入店した。

蚊の鳴くような声で「自分を変えてみたい」そう言った女性だ。
以前はクラブでホステスも経験したことがあると言ってはいたが、私はきっとそれはウソだと思っている。彼女の性格からして、風俗で働けても飲食の接待は無理だ。気が弱すぎる。

「確かに、女性からは反応は出ていないが、尿検査は受けてもらっている。今彼女はかなり精神が不安定になっているから、下の医務室で休んでる。」

警官のやさしい口調が気に入らないのか、中年刑事がまた口を出してくる。

「お前その女の柄受けに来たんやろがぁ!柄取る気ないんやったらのぉ、あの女の実家に電話して身内に引き取らせに来させてもエエねんどぉ!?さっさと出すモン出してイネ!!こっちも気使ってやっとる言うのが分からんのか!!」

こういうのを『脅し』と言う。
もちろん彼女は家族、友人には内緒で風俗で働いている。
家族に知れたら彼女自身が大変な目に遭う、
そのことを警察は知っている。
だからこそ私に来るように言っているのだが、
彼女のコトをカードに、男の身辺を話させようとするこの中年刑事に腹が立つのである。しかし、コトがコトだけに出すべきモノは出さなくては店自体が疑われ、ガサ入れされるのも時間の無駄。

「分かりました。ウチのドライバーに顧客リストを持って来させますから、電話してもよろしいっすか?ちなみに、男の住所なら地図見せてもらったらすぐに分かりますが・・・。私、行ったことありますから」

「電話はこちらからする!地図持って来るから部屋出ろ!」

これほどモノの言い方がシャクに障るヤツも珍しい。
しかし、実際まどかのコトを考えると、これ以上の抵抗は逆効果になると思った。

取調室を出ると、まだ勘蔵さんと警官が揉めていた。
結構、防音効果が取調室という所は効いているらしい。

「だから、ワシが犯人じゃと何度も言ってるじゃろがぁ!早ょワシをしょっ引け!親分さんは何もしちゃおらんがぁ!!」

どうやら勘蔵さんは私が何かをしでかして、ここに捕まったと思い込み、その身代わりに自分がなろうとしているようだった。

「勘蔵さん!オレ何もしでかしてませんよ」

私の声に反応し、勘蔵さんが振り返った。











「お、親分さん!ご無事でやしたか!そうです!親分サンはな〜んにもやっちゃいやせんゼぇ!このヤマは勘蔵一人のヤマでし!ご迷惑掛けてホント申しアケありませんでした!」






そういう意味で言ったのではないのだよ勘蔵さん・・・。


つづく

「この男と、君のところの女性が、ラブホテルの支配人から通報されてな、ここに来てるんや。ホテルで7時間粘って、まだ延長する言いよったらしいゎ。でな、ホテル側が一旦精算してくれって言ったら、二人とも一銭も持ってなくて通報されたって訳や。所謂、無銭宿泊や。だからな、この男の名前を知ってたら教えてくれんか?」

「7時間!?なんで一銭も持ってないのにデリヘルに電話して来てんの?」

「そんなもん、ワシらは知らんがなぁ・・・。」

警官の”二人とも”という言葉に愕然とした。
当店は完全前金。金のない客についてしまわない為。
初歩的なミスだった。

「じゃあ、ホテル側に滞在費を払えば済むコトですねぇ。とりあえず、まどかを返してもらえますか?金さえ払ってしまえば、男の名前がどうだの関係ないっしょ!?」

「お前の意見を聞いてるんやない!!こっちの質問に答えんかい!!男の名前は!?」

このカンシャク刑事は何故これしきのコトでカリカリしてるのだろう?
無銭宿泊の代金は私が払って、この件は一件落着ではないのか?
こういうことを一番面倒くさがるのは警察であり、有難がられてもいいほどだと思うのだが・・・。

「この男なら、以前もウチの店で揉め事起こして、ブラックの客ですょ。ウチの女性に上手いこと言って、結局金持ってなくて、私が自宅まで行って腕時計を質屋に入れさせて回収しましたからねぇ。その時こいつ、高速で蛇行しながら猛スピードで走り出して、私死にかけましたから・・・。死んでも忘れない顔です」

この客は自分の知っている質屋に行くと言い、この男の運転で向かったのだが、後ろに付いてきたウチのドライバーを振り切ろうと、高速道路を蛇行しながら150キロで走ったバカ男なのだ。あのときは本当にもう終わりだと思った。

「お前、こいつの自宅も知ってるんやな!!住所と、名前!早く言え!!」

この辺りで、ようやく何かおかしいと勘付いた。
たかが無銭宿泊でなぜ刑事がいるんだ???

「早いコト言わんと、お前も”しょっぴく”ど!コラァ!!顧客リスト出せコラァ!」

とことん腹の立つ刑事だ・・・。

「なんで大事な客のリストを無銭ごときでポリに提出せなあかんのじゃい!!こっちは信用第一なんじゃこら!!」

取調室のドアが開いているので、騒ぎを聞いた他の警官も集まり出す。

そんな2Fで怒号の飛び交う中、階段の辺りでも怒号が聞こえて来る。

なんなのだ?この警察署は・・・。


「こらぁ!関係者以外は2階へ上がるなと言ってるだろうが!こら!おとなしくしろ!」





「アッシは関係者じゃ言っとろうがぁ!親分さんは何もしとらんがぁ!!ワシが犯人やて言っとろうが!放せガキめぇぇぇ!!」


もしや?勘蔵さん?

などと勘ぐるまでもなく、廊下から勘蔵さんの怒号が聞こえてきたのだった。


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デリヘル人情劇場 『勘違い』その1
デリヘル人情劇場 『勘違い』その2
は14日と15日です。


秘密メモのレスは昼頃にでも・・・。


今日は仕事が休みだったので、朝「地獄の黙示録」のDVDを観て、昼前に施設へと行った。

DVD長すぎ。。。
3時間越えてるもんね・・・。

施設に行くと、療養部長さん(福祉施設のえらい人らしい)にいきなり呼ばれ、これから福祉の道へ進むのなら勉強にもなる、と言うことで、一人の痴呆の入所者さんに一日傍に付いて生活の援助をしてみなさいと言われた。言われたというか、経験を積むチャンスを頂いた。

もし、この仕事に興味を持たなかったら、「痴呆」と聞くとどんなイメージを持っていたいただろう?意思疎通が困難で、行動にも理解の出来ないことが多々ある。意味も無く突然叫ぶ。汚物を壁に擦り付ける。

家に同居していた父方の祖母がそうだった。
その頃は痴呆という言葉さえ知らなかった。
「ボケ老人」
そういう認識しかなかった。
家の中で祖母と出会うのが怖くて、とにかく避けて暮らしていた。
「あたしのお金取ったやろ!ドロボー!」
こんなことも言われて、しゃべることさえ怖かった。

家族は祖母をどこかの施設に入れようと言った。
でも、父は

「自分の親を施設に入れるようなことはしたくない。ボケてオレを自分の子供だってことさえ分からなくなっても、オレにとってただ一人の母親なんだ」

きっぱりとそう言って、母の手を借りながら、二人で祖母の面倒を数年間介護し、看続けた。

大学受験を控え、思春期真っ只中の私には理解出来なかった。祖母を他人としか見なかった。
自分にとって痴呆を抱える老人のイメージはこのようなもの。

はっきり言って、療養部長さんの一言は私にとってとても重かった。
痴呆のご老人と向き合うのが怖い。

そのご老人の部屋の前で、療養部長さんは一言

「鈴木さん(仮名)は何でも分かってるのよ。鈴木さんの気持ちを良く聞いて、理解して、同じ気持ちで考えてあげなさい。」

そう言った。

何でも分かっている?
気持ちを聞く?
理解する?
同じ気持ちで考える?

どうすればいい?
意思疎通が取れないのに?
部屋に入ると鈴木さんは、部屋の中をうろうろと徘徊し出した。

「あんた誰や?」

何度かお会いし、話も少しはしたことはあったのだが、
全く覚えてはいなかった。

私はただただ怖くて、部屋の隅の椅子に座り、鈴木さんを見守っていた。見守ると言うよりも、ここに私は存在しない、と気配を消すかのようにただ数時間座っていた。

その間も鈴木さんは何度も私の名前を聞き、
部屋を徘徊していた。

その間、私は何でも分かっている。気持ちを聞く。理解する。同じ気持ちで考える。

療養部長の言葉を何度も頭に浮かべながら、考えていた。


数時間経った頃だったと思うが、鈴木さんの行動に幾つかの共通点があることが分かった。

「何がしたいのですか?」

そう尋ねても、はっきりとした答えは返ってこず、分からなかった。

気持ちを聞く、理解することが出来ない自分に苛立つ。

すると彼女の様子も苛立つ

『鈴木さんは何でも分かっている。』

療養部長さんの一言が響いた。

午後5時までのつもりだったが、結局夕食の介助をし、就寝前の午後8時まで彼女の傍にいた。
食事や、トイレ、他の利用者さんが集まる談話室などに行く意思や、多少の意思は分かるようになった。でも、部屋でうろうろと歩き回る意味。何がしたいんだろうか?という事は結局最後まで分からなかった。

帰る時間になり、

「鈴木さん。今日は一日ヘンな男が一人でおじゃましてすみませんでしたねぇ」

そう言うと、鈴木さんは

「お兄ぃちゃん。もう帰るんかい?今お茶の一つでも入れる所だからゆっくりして行きなさいな。今来たとこでしょがぁ。残念ねぇ。また来んしゃいねぇ〜。今日はありがとねぇ。」

そうおしゃった。

帰る間際にやっと彼女のしたかった事がわかった。

いきなり部屋にやって来た、一人の男にお茶を入れようと、彼女の一日を使ってくれていた。

何でも分かっている。


でも、何かをしようとした瞬間に、何をしたらいいのか分からなくなる。だからまた一から同じことを繰り返す。何度も何度も、ただ部屋にやって来た男にお茶を入れるために部屋を動き回る。

怖いと感じていた自分が情けなかった。


怖いのは私じゃなく、彼女の方だよね。
今思った事が分からなくなり、
目の前の見知らぬ男、家族の名前、自分の居る場所さえ分からなくなるんだからね。
それでも毎日を暗闇の中、一所懸命生きて行かないといけない。

これほど怖い事なんてないよね。


祖母は痴呆になり、3年後にこの世を去った。
家族に看取られ、最後は静かに。

いよいよ死期の迫った病床で、祖母は私に

「ヒロちゃん(本名)。ありがとね」

と言ったのを覚えている。

「何がありがとねじゃ。家族に散々迷惑かけて・・・。」
くらいにしか思っていなかった。


恥ずかしいね。
情けないね。
何でも分かってたんだねぇ。
でもどうしたらいのかが、わかんなかっただけだよねぇ。
自分が家族に迷惑をかけてた事も分かってたんだよねぇ。
でも自分ではどうしようもなかっただけだよねぇ。
分かろうとしないこっちが悪いんだよねぇ。
だってばあちゃんも、鈴木さんも
何でもわかってるんだもんねぇ。


「今日は用事があるから、今度来た時は一緒にお茶入れて、せんべいでも買ってくるから一緒に食べようね」

そう言って彼女の部屋を出た。

次に彼女に会う時、きっと彼女は私の事は覚えていない。


でも、私は昨日よりも今度は少し彼女の事を知っている。


ロッカーで着替えをしている時に、
祖母の思い出、鈴木さんとの一日、
そして自分の情けなさに涙が込み上げた。
あぁ、久しぶりにへこんだ。泣いたなぁ。

次の休みは祖母の墓参りに行こうと思う。

「ありがとう」

そう言ってくれた祖母に

「ありがとう。それから、あの時は分かってあげれなくてごめんなさい」

と言いに。


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長くてすいませんでしたm(__)m
デリヘル人情劇場 『勘違い』その2
は12月15日にUPしました。

秘密メモも長いです。
11分も本日に一部移動してます

港署に着くと、2Fへ上がるように指示された。

何人か見たことのある顔があるのだが、皆いつもとは違う険しい顔付きに見えた。

「君がでりか?ちょっとこっちに来てくれるか」

刑事が指差した部屋は「取調室」

私は少しコトの事態を楽観視してた。ドライバーと女の子が捕まったと言うコトは、おそらくドライバーが撒いていたいわゆる『ピンクチラシ』が禁止区域であり、たまたま警邏中の警官に見つかり署へと連行され、そのドライバーと姫を引き取る代わりに、たっぷりとお灸を据えられ終わりと思っていたのだ。

そういう事はたまにあるのだが、その時はいつも「取調室」に入れられることはない。

何かが違う。

緊張が走る。

いったい何しでかしたのだ?

「そこって取調室ですね。オレはここに来た理由さえ知らないので、いきなりそこに入ることは拒否させてもらいます」

そう言うと、中年の刑事らしきおっさんがいきなり怒鳴り上げた

「何寝言いってんだコラァ!さっさと入れって言ってんだ!」

「おめぇらこそ何だ!?理由さえ言わずに拘留する気かコラァ!?」

場の雰囲気が一気に固まるのが良く分かる。

「お前のとこの女がたいそうなコトしでかしてるから呼ばれてんだろがぁ!!確認することがあるからココに入れって言ってんだろボケ!!グズグズ言ってるとお前のトコの受理取り消すぞおんどりゃ!」

キョウビの警察はヤクザよりモノの言い方が汚い。

「誰も入らんなんぞ言っとらんやろが!?理由をはっきりと言え言っとるんじゃ!耳ないんけ!」

とりあえず出せる声いっぱいで叫び散らす。
このフロアのどこかに居るはずのまどかに聞こえれば、まどかは少しでも安心する。

風俗マニュアル第三条。危機管理の項其の四だ。(ウソ)

「でかい声でぎゃーぎゃー叫ぶな。部屋の入り口は開けておくから。閉めなんだら拘留にはならんやろ?なんもお前を拘留する目的で呼んだんやない!ここでは言えんからそこ入って話そって言ってるんや。そうカリカリすんなぁ」
中年のオヤジ刑事と私に割って入った30代くらいの警官が比較的穏やかな口調で諭した

仕方なく取調室に入ると、先程の中年刑事が隣の部屋を見るように言った。

よく刑事ドラマで、小さな黒いカーテンを引き、隣の部屋にいる人の人相を確認するシーンがある。まさにそのシーンと同じだった。隣からはコチラが見えないようになっているらしい。

「こいつに見覚えあるか?」

窓を覗くとそこにはウチの店では出入り禁止になっている忌まわしき思い出の張本人の顔があった。

こいつは仲間内の風俗店ではブラックリストで載せている人物だ。

「さぁ?あるよなないよな・・・。」

とぼけてみた。

「あるかないかハッキリさせんかい!」

この中年刑事はかなりのカンシャク持ちだ。

「あのですね〜。だから〜、オレが!、ここに!、来てる!、理由を!、先に言えや!!!」

「わかったわかった!理由言ったるから興奮するなって」

また若い警官が割って入った。

朝10時から営業、翌朝5時閉店、8時より予約受付け開始

デリヘル【Brutus】のタイムテーブルである。

常にこの時間中電話が事務所に鳴り響く。

したがって、休みの日には音のない世界へと逃げ込みたくなるのだ。

休日はたまの贅沢をする。

洗練されたサービス 静寂の空間を求め、
リッツカールトン大阪でリフレッシュをする。

これが月一回の楽しみである。

そんな静寂のひと時もあと僅かに迫っていた午前4時
ホテルのフロントから部屋に電話が入った。
日頃から電話の音には極めて敏感に反応する体になっている。

「お客様。夜分遅くに申し訳ありません。お客様宛にフロントにお電話が入っておりますが、お繋ぎしてもよろしいでしょうか」

非常にソフトなフロントの声

ここに泊まっている事を知っているのは一人しかいない。
彼女は気をきさせてくれ、よほどの事がない限り、休みの日には電話をしてこない。
何かあったのだろうか・・・

「どうぞ繋いで下さい」

予想通り、電話をよこしたのは当店【Brutus】の受付兼、風俗嬢でもある麗華だった。


「デ、デ、デリさーん!大変ナコト起こっテシマッタデシヨー!麗華ドウシテよろしいカわかんないアルデス!」

少し間違った日本語は愛嬌である。

かなり慌てふためいているのだが、彼女独特の雰囲気としゃべり口調に緊張感は感じられない。

これも愛嬌である。

「どうしたぁ?落ち着いてゆっくり話してみな?」

「麗華オチツイテル場合ナイノデございますョ!大変ナコト!まどかチャン警察にユウカイされたデシて、返してホシクバでり親分サン連れてコイ、イテルですョ!麗華落ちツテられナイコト。ワカリマスカーー!?」

麗華がパニックである事は十分に理解できるのだが、いまいち内容がよくわからない。

「警察に何でまどかが誘拐されてんだ?ドライバーは連絡付くのか?誰だ?どこの所轄?身代金は?」

「エー、アー、木村君のクルマでまどかちゃんイッショ。連絡ナシデシュョ。タシカ麗華に犯人サマ、港署のモノて言ってタアルです。ミ、ミ、ミニシロ金?ミニシロ金て れ麗華聞いたコト
イマイチナシデシ・・・。」

「ミニシロ金じゃなくって、み・の・し・ろ・き・ん なっ。犯人が、人質を生きて返す代わりに何千万用意して持って来い!とかってよくドラマで言ってるだろ?そういうのを身代金ていうの。港署の犯人はオレに身代金を持って来いって言わなかったか?」

「ソイウノよく麗華ワカラナイデシが、麗華モウどうしてヨロシイョ!?アッ!ミニシロ金はデスカラぁ、デリさんデスョー!デリさんミニシロ金にモテコイ言ってタデスデス!アーもーゥ。。。麗華ドウシテいいやらデシ・・・」

事態は確かに深刻なようだのだが、なぜか彼女と話すと面白い。


「なぁ麗華。よく聞いてくれよ。オレは今から、まどかの命と引き換えに、港署に人質になりに行く。これは親分として当然のこと。もしかするとオレはこの先5年、ぃや、10年皆の所へは帰ってこれないかもしれない。 それまでこの【Brutus】の親分代理は麗華、お前に任せる。オレが戻るまでこの店を守ってくれ!できるか?」

「レ・レ・レイカが親分デスカァ!?レイカ親分さん・・・。デリ親分、まかせてクンナセェ。親分カエルマデ麗華ガンバルアルョ・・・。」

親分代理襲名にまんざらでもない様子。

店のことは麗華に任せ、兎に角港署に向かうことにした。
結局、電話の内容はハッキリ言って分からないままだった。

どうでもよい話なのですが、

ハムとベーコンってどう違うのですか?

ハムはそのまま食べれて、

ベーコンは火を通さないと食べれない と今の今まで思っていたのですが、

ベーコンもそのまま食べれるって聞いたのですが・・・

まぁ、どうでもいい話です。

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施設で最近、紙芝居担当に任命されました。

こういうのって、結構でり君得意なんです。

役柄、登場人物ごとに口調を変えて読んでます。


今日の紙芝居、迫真の演技力でやんややんやの喝采を、おじいちゃま、おばあちゃま方に頂きました。

今度は仲の良い数人の利用者さんに仕込みを入れて、

御ひねりを投げてもらおうと思ってマス。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

今日は12月の14日の深夜、15日の未明なんですが、

昨日の日記に超意味不明の日記をUPしてました。
何時にUPしたのかさえ覚えていないのですが・・・。

昨日は忘年会でついに3ヶ月の禁酒を解禁してしまい、
焼酎をロックで2本ほど空けたのは薄っすら記憶にあり、
仲間内の集まりなので、かなり弾け飛んでいたのもうっすら記憶にあります。

しかし、どうやって家に帰ったのかは全く記憶になく、

PCの電源を入れ、なにやら日記を書いたのは薄っすら記憶にある。

でも、何を書いたのかはてんで記憶になく、

昼起きて、自分の日記開けて笑った。。。。
意味不明
解読不可能

即削除(笑

相互の方に読まれてしまったのは、確認できるのでお一人様(照

他にも読まれてしまったのか不安で不安で・・・(爆

明日から忘年会後半戦3連チャン

がむばるもんね〜♪

↓下に「火曜サスペニス劇場」トラック野郎の男 1,2,3をUP済みです。

秘密日記は11日分に書いてます。

トラックの運転席をノックすると、窓が下がり矢野鉄二が顔をのぞかせた。

「いやぁ、わざわざスマンかったな!アンタ電話の兄ちゃんか?まぁ助手席乗りぃな!」

とりあえず助手席に乗り込む。
彼の言っていた通り、以外と広い運転席。
綿のズボンにランニングシャツというトラック野郎の定番のイデタチ。

「ホンマに来てくれる思わなんだゎ!いやぁ〜ありがとありがと!ここの前もカーテンで隠せるからOKやろ?外からは誰も見えんからな!なっ!なっ! でも女の子が気になるでぇ〜。どんな子が来てるん?」

矢野鉄二はやはり感じのいい男であった。
オトコが好きなタイプの男といった感じか?
連れにしたいような人間。

「女の子はシホと言う、うちのNO1をご用意しました。
では念の為に免許証だけお預かりしてもいいですか?
それと、このトラックに無線が付いてますよね?無線のスイッチはオフにして下さい。」

免許証を預かっておけば、まぁ何かが起こるなんて事はほぼ無い。
無線の電源も切れていないと、他のドライバーにダイレクトに聞かれていて、話のネタにされるかもしれない。考えられる障害は全て排除する。こちらは二人の様子は聞くのだが・・・。

一旦自分の車に戻り、シホに大まかな客の情報を言い、仕事に就いてもらう。

シホが車を出ると、カバンに顔を近付け、盗耳君の感度を試す。

「あーあー!シホです。聞こえますかぁ??あーあー!」

手で聞こえてると合図を送るとトラックへと向かってゆく。

小さな体でトラックに乗り込む姿は何処からどう見ても変だ。
いわゆるイマドキの容姿の女が大型トラックに乗り込むハズがない。

「初めまして。シホと言います。今日はお電話ありがとう御座いました」

「いゃーーー!驚いた!まさかこんなベッピンさんが来るなんて思わんがね・・・。こちらこそ、わざわざありがとさん。まぁコーヒーでも飲んでぇ、いゃ〜。驚いたって」


風俗嬢を、ただの自分の欲望処理の道具として扱う客なのか、それとも一人の人間として扱ってくれるのかは、客の第一声で分かる。受付には低姿勢で電話をしてきた客が、女の子が部屋にやって来た瞬間にがらっと態度を変え、傲慢な態度に出る客は少なくはないというのが現実である。

この客は大丈夫。
まずシホの嫌がるような態度には出ない。

コースは30分コース。
時間までインター内で軽食でも食べる事にする。
シホは私に聞かれていると思い、いつもよりも張り切って仕事をするであろう。
普段からズバ抜けてサービスの定評のいい彼女なので、彼女の仕事に対して心配することは無い。


時間3分前にトラックの横でシホが出てくるのを待ち、
出てきたシホと入れ替わりでトラックに乗り込む。

「どうも本日はありがとうございました。免許証お返しします。」

「おぅおぅ。いやぁアンタ店長さんなん?ホンマありがと!あまりにベッピンで驚いたって・・・。次回はちゃんと自宅に呼ぶからなぁ!オレ西宮やけど来てくれんのか?いやぁ・・・驚いた。」


お客様に喜んでいただきお金を頂戴するのが、我々 なによりの幸せでございます。

車に戻ると、シホが尋ねてくる。

「でりさん。私の仕事どうでした?」






「どうだったもこうだったもなく、これは仕事なのだよチミぃ。まぁ仕事としては満点だったょ」


こうして今日も明日もデリヘルは西へ東へ向かうのであった。




すぐに帰ると言っていただけあり、10分もしない間に帰ってきたシホを乗せ吹田インターへと向かった。

「すまんねぇ。断ろうとも思ったんだけど、なんか憎めない客でさぁ。
前例のない客なんだけど、ごめんよ」

「いいですよ♪平気です。」

なんだか怪しげなアンテナが数本伸びている、
当店自慢の無線搭載車で現場に到着する。

「トラックの荷箱に工藤静香のペイントがしてあると言ってたんだけど、
どこだろなぁ?しかし、工藤静香ってのもどうなんだろ・・・。」

声からして30代半ばか後半か?などと想像していたのだが、
工藤静香をトラックに描くなんてのは私と同年代、
おニャン子世代というやつか・・・?

「でりさん。あれじゃないです?どう見ても工藤静香ですよね?」

たしかにトラックの荷箱にデカデカと工藤静香がペイントされている大型トラックが停車してある。いい感じの客と思っていたのだが、トラックの趣味が少々キツイ・・・。


少し離れた所へコチラの車を停車させ、シホにスペシャルセットを渡す。

「シャワーが勿論ないから、このクリアレックス水溶液で十分消毒してから、このおしぼりでもう一度ゴシゴシ拭いてね。これも消毒液吸わせてるから。で、一応安全のためにコレ、盗耳君デラックス。何かあったらすぐ行くから。」

盗耳君とはイレギュラー客の多い当店には必需品であり、クレーム処理班のあかねのためにわざわざ東京事務所の人間に、秋葉原まで買いに行かせた代物。いわゆる『超小型盗聴器』である。これをカバンに入れておくと、この無線車にシホと矢野鉄二の会話がじゃんじゃん聞こえてくるという近代兵器の決定版である。

「でたぁ!これあかねちゃんからよく聞いてたんですよ♪でりさんに聞かれてると思うといつもより燃えるんですって!きゃはは!」

うちはM体質の人間が異常に多い。
クレーム客、イレギュラー客の場合には私が車に乗せて行き、現場の全責任が私が負うのだが、クレーム班のあかねにしろ、麗華にしろ、かずみという女にしろ皆この盗聴器を渡すと異様に喜ぶ。私に聞かれているというだけで俄然やる気になるらしい。そして仕事が終わり車に帰ってくると

「今日の私はどうだった?」

とお伺いをする。

「どうだったもこうだったもなく、これは仕事なのだよチミぃ。まぁ仕事としては満点」

と答えると満面の笑みを浮かべるのだ。

この辺りの神経は私にはなかなか理解しがたいモノがあるのだが。。。

俄然やる気がUPしているシホを見ると、渡すんじゃなかった・・・。と少し後悔する。

「じゃぁ、先に客の確認してくるから少し待ってて」

::::::::::::::::::::

暗い闇夜には様々な人間が渦巻いているようでして

一本の電話が鳴ったのは、秋も深まる或る日の事だった。

「有難う御座います。【Brutus】です。」

いつもの通りに電話を受ける。

「新聞見たんやけどな。一人頼むわ」

「ありがとうございます。ではまず、お客様のお名前、ご住所、連絡先をお願いします。」

「名前は、矢野。矢野鉄二。場所は名神上りの吹田インターチェンジゃ。携帯は・・・」

「お、お客様ぁ。え〜 その、 吹田インター? ですか・・・!?」

「おぅ。アカンか?ワシ トラック乗りゃ!大型のな、トラック!運転席結構広いでぇ〜!ナンバー言っとこか?え〜大阪11 さかなの「さ」 ●●●●」

「お、お客様ぁ。いや、その〜。あのですねぇ、以前にこのようなお店にお電話されたことっておありでしょうか?」

「あるある!みんなトラックや言ったら断りよる!でもあんたところの広告は『どこでも迅速出張いたします!』いうて書いたあるやろ?あんたとこもトラックは無理か?」

デリバリーヘルスはお客様のご自宅、もしくはご宿泊先に女性をお連れするサービス。
トラック野郎からの依頼は初めてであった。
矢野鉄二と名乗る男は推定年齢35歳、コテコテの関西弁が耳に残るが、口調が実に穏やかで、憎めないタイプ・・・。と言うのが電話対応での第一印象だった。

「いや、正直言いまして私の店でもトラックからお電話頂いたのは初めてのケースでして、特殊なケースですのでまず、OKする女の子を探しまして、5分後に矢野様に折り返しお電話させていただく、ということにさせていただきたいのですが?」

「おぅおぅ!OK!ほんなら待ってるさかいに、連絡ちょうだい!でもブチャイクな子しかOKせなんだら、無理に来てもらわんでエエしな!べっぴん頼むゎ!べっぴん!無理いうて悪いな!よろしゅう!」

実に憎めない。
こういう私的に好きなタイプの客には是非ともいい女性をつけたいというのが人情。
身勝手なのである。

早速、今まだ客にはついていない移動中の女性に連絡を取る。
本日はうちのクレーム処理班、イレギュラー客のエキスパートあかねは、予約とクレーム処理でこれ以上の予定は入れることは出来ない。

「もしもしシホ?実は今トラックの運転手って人から電話があって、今から自分のトラックに一人来てほしいって言ってるんだわ。安全確認は万全に取るからさぁ、イッチョ行ってくれんか?」

こういう時には、グズグズ文句を言いそうな女性には電話はしない。
要するに、「あぁ、私はいまからヤな客のところへ行かされるんだ!」
と思うであろう女性には電話はせずに、
「ややこしいそうな客だから私に行って!って電話してきたんだ。」
と、コチラの真意を分かってくれる女性に電話をする。

もちろん、「行かされるんだ」と思って当たり前なのだ。
現に初めてのケース。
運転席にはシャワーもなければ、ベットもない。
無理に行かせて、質の悪い仕事になると女の子にとっても、店にとってもメリットは何もないのだ。


「じゃあドライバーさんに言って、すぐに事務所戻りま〜す!」

気持ちのいい仕事と言うのはこういう事を意味する。

しかし、気持ちいいなんて言ってられなく、まず第一にシホの安全のことそして衛生面のことと問題は大きい。

すぐさま矢野鉄二にOKの電話を入れ直し、スペシャルバージョンの用意にとりかかる。


いつものごとく、すこぶる滑りの悪い引き戸引き、ノレンをくぐる。




「いらっっしゃぁぁぁぁ!」






かれこれもう40年近くこの店、
「マルトミ食堂」の看板娘を名乗るおかみさんの声

「今日のおすすめ何?」

「今日はいいブリ入ったから照り焼きにしな!
ぶりっぶりのブリだぁぁ!がはははぁ!」

70過ぎの看板娘のくだらないダジャレはさらっと聞き流す。
寒ブリと言われる冬のブリは脂がたっぷりと乗り、実に美味い。

「じゃぁブリ1つ!」




「あぃよ〜っ!3番さんブリ照り1丁ぅぅ!」




厨房いる旦那の返事はここへ出入りしてから一度も聞いたことが無い。

いつもの通り、奥から2番目のテーブルに腰を掛け、茶渋で濁った湯のみにセルフサービスのお茶を注ぎ入れる。そしてこれまたいつもの通り、NHKに合わせてあるチャンネルを民放に変える。






すべてがいつもの通りに流れゆく。


しばらくして、またすこぶる滑りの悪い引き戸が引かれる。




「いらっっしゃぁぁぁぁ!」








最近よく見かけるOL風の女性が閉店間際のマルトミ食堂に入ってくる。

「おばちゃん 今日のおすすめまだある?」

年の頃は25〜6。
均等の取れた顔立ちに、肩下まである栗色のロングヘアー。
黒のスカートに赤のセーター。

この薄汚い食堂には似合わない美人である。

「スライディングセ〜フ!
今日はいいブリが入ったから、ブリの照り焼きにしな!
最後の1つだょ!あんた運がいいょ」


相変わらずつまらない一言を付け加える看板娘。


ここへやって来る客が、
このおかみさん目当てに通って来ているとは考えにくい。
しかし、旦那の作る定食の味は一級品。
いかにも頑固一徹といった旦那の作るメシは、
ここへやって来る誰もがうなずく味なのだ
きっとこの子もマルトミの味に惚れた一人なんだろう。


この女性はいつも出入り口に一番近い手前の席に座る。
筈なのだが、今日は違っていた。










「ご一緒してもいいですか?」










いつもの流れが狂いだした・・・・。


下の12月8日分につづく。。。









「あっ・・っ。どうぞ」






彼女の一言にすこしばかり動揺した。

「じゃぁ、わたし おすすめのブリ下さい!」




「あぃよ〜っ!3番さんブリ照り1丁ぅぅ!」




客はボクと彼女の二人だけだと言うのにおかみさんの声はでかい。



「おぃ!これでブリおしめぇだぞ!」



厨房の旦那から初めて返事が返って来た。
やはり何かが狂い始めている・・・。


「よくこの時間にいますよね♪やっぱりご飯は一人で食べるよりも、二人の方がおいしく食べれるかなって思って。ご迷惑じゃないですか?・・・相席。」


「いや全然。ここに来る客は皆家族のようなものだからね」

「ほんと、ここってあたしアットホームな感じで大好きなんです!
しかもこの値段で、すっごくおいしいし♪」


いい感じじゃぁないか・・・。
間近で見る彼女はますます美人だ。
テーブルが5つ程あるだけの狭い店だが、その1つの席に赤の他人の男女が向き合って座っている。いい感じじゃぁないか・・・。




「はぃ おまちどぉぉぉ!
最後のブリが最後のお客に行ったょ!
あんた達ますます運がいいょ!

ブリってのは出世魚でね、ワカシ→イナダ→ワラサ→ ブリ って名前変えて行くんだよ!カップルでブリ食べたら、友達から恋人になって、行く先は結婚まで行けるって言い伝えもあるめでたい魚なんだ!あんた達もここで会ったが何かの縁だよ!がははははっ!」









たまには良いこと言うじゃねーか看板娘!





「もぅ!おかみさんったら!」






彼女はマンザラでもない様子。





これはますます何かがいつもと違う。
しかもとてもとてもイイ!風が吹いている


ボクと彼女はお互いの話をしながら、
いつもより更に美味しい夕食を食べた

そして二人揃って店を出る。

「毎度〜ありがとさ〜ん!明日もきんしゃい!」

軽いノリの看板娘だけはいつもの通りだった。
店を出ると冷たい北風が頬に射す。
が、なぜだか寒さは感じない・・・。


「明日はお仕事お休みなんですか?」

なぜボクが平日に仕事が休みだって事を知っているのだろう






「そうだけど、なぜそれを?」





「いつもその曜日はここに来ないから、仕事がお休みで家でご飯を食べるのかなって♪」


「うん。その通り!よく分かったねぇ」










「えぇ。だって、わたしがここに来る目的はおいしい定食と、あなたに会うためだもの♪」









12月にボクの春が来た・・・。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::























































みたいな出会いは落ちてませんか!?
でり君毎週木、土 以外の毎日は
「マルトミ食堂」にて一人ぼっつで待機中!

『ブリ照りの恋』参加ご希望の方はどしどしマルトミまで!(爆)

「せんせい!でり君がぎゅうにゅう飲んでゲロ吐きました〜!」

そう。あれはでり君がとってもかわゆかった小学2年の夏。
世界で一番嫌いなもの「牛乳」が、
あまりの猛暑にうまそうに見えてしまったのだった。
それが運の尽き。
美味い訳がないという事に気づくのは飲んだ2秒後。。。


「オゲ〜!!」

その日の給食のメニューは覚えていないが、
胃の中のモノすべてがお盆の上に散乱した。

小学校の6年間を同じクラスで過ごし、でり君の最大の天敵でもあり、又その数年後には『大人』への架け橋ともなったしーちゃんが、お節介極まりない一言を言った。

が!しかし、「あなたしかでり君を相手にできる担任はいない!」との理由でこれまた6年間を共に過ごした担任のともちゃん先生にチクったしーちゃんが、次の瞬間でり君のゲロを目で見、匂いを嗅ぎ、貰いゲロを吐いた。

「せんせい!しーちゃんがボクの横でゲロ吐いたよ〜!」

自分のゲロを完全に棚に上げ、しーちゃんのゲロをあざけ笑った。

が、そのしーちゃんのゲロで再び貰いゲロをするお茶目なでり君。

教室は「ぷちパニック」に陥った。

ゲロはまたたく間に教室中に伝染し、
他にも数人が連鎖的に貰いゲロを吐いた。

異臭騒ぎの中、でり君としーちゃんは互いのゲロを顔に擦り付け楽しいひと時を過ごすのだが、

「も〜!早く二人ともきれいに手を洗って来なさーい!」

と言うともちゃん先生のカミナリでラブラブの二人は汚い手をしっかりつなぎ、お手洗いへと向かうのであった。


あぁ、淡いシャボンの思い出・・・。
い〜つの事だか〜思い出してご〜らん♪
 あんな〜こと♪こんなこ〜と あ〜った〜でしょ〜♪


幼き頃を懐かしむでり君です。おはこんばんちわm(__)m

今日も老人施設へとボランティアに行って参りました。

施設のフロアには、ロビーの様なものがありまして、
皆様がテレビを見たり、おしゃべりをしたりとくつろぐスペースになっておりまして、そこで簡単なレクレーションや、3時にはおやつなどもそこでみんなで食べるのであります。

今日も3時にみなさんで楽しくおやつを頂いておりました。

勘のよろしい方はそろそろ話の筋が読めてこられましたか?
そう。事件は起こりました。

一人の方が、あまり体調が良くなかったのか、おやつを食べられしばらくした時に、昼食と共にもどしてしまわれたのです。

この事態の重さを身を持って経験済みのでり君はあわてて机を拭こうとしたのですが、時すでに遅しでした・・・。

昔も今もゲロは伝染するようです。

匂いに負け、あちらこちらで貰いゲロが発生しまして、
ロビーはでり君21年ぶりの「ぷちパニック」に陥りました。

その恐ろしさを十分に分かっていたハズなんですが、
興味心の塊であるでり君、間が差した。。。


「クンクン」
興味心に負け辺りの匂いを嗅いだ瞬間トイレに駆け込みました


あぁ。。。これしきの匂いで負ける様では、まだまだ介護者としての道のりは遠いなぁと感じ、反省した一日でした・・・。


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

でりの天敵シーちゃんとの話は↓

http://diary.note.ne.jp/25762/20020815

にもあります。
よろしかったらどうぞ♪

さて連続UP最後の話は、
「サドとマゾ」の話です。

地球上にいる全人間の割合で言うと、
M(マゾ)が圧倒的に多いそうです。(でり研調べ)

が、しかし!M気質の人間はSにもなれるのであります。

生まれつきSの人間は一生SのままMになることは有り得ません。

ではMの人間がSになる時はどういったときか?

それは身近な人間が、自分よりもM度が深い人間であると分かった時。

要するに自分の大好きな人間が自分よりも、より深いMであると分かった瞬間、または こいつにはM度競争で敵わないと判断した瞬間、Mであった人間がSへと変わるのであります。

例えば、一組のM同士のカップルがいたとしましょう。
始めはお互いが競うように愛の深さを指し示そうとします。
お互いがMなので、互いに尽くし合いの競争をします。
しかし時間が経過し、こいつの方がどうやらオレ(アタシ)のことを愛する深さがデカイんでないか?
と悟る時がやってきます。

その時にM度競争に負けた敗者Mは自分が愛する勝者Mと生きる道を探るべくSへと生まれ変わります。

これを「安心」と言う言葉にも置き換えが可能です。

Sに生まれ変わった元Mは、今度は愛情の表現として、Sならではの行動、言動に出ます。

いつもなら必ず出る愛するMの電話にワザと出ない。
Mの不安とするであろう言葉を投げかけてみる。
突然不機嫌になってみる。
などなど・・・。愛するMのためにピンポイント攻撃で意地悪をして行きます。

元Mである新生Sは、愛するMが困り、うろたえる事が手に取る様に分かるのであります。
なぜなら、元Mだから。

M気質の人間は相手の愛情を自分が愛する深さでその愛を量ります。
S気質の人間は相手から与えられる愛情で自分の愛する深さを量ります。

Sは相手に自分の事を心配させ、気に掛けさすことによって愛情を量るので、Mに対しての要求(意地悪とも言う)は増して行きます。Mが困り、うろたえている姿を見て自分は愛されているのだと安心するのであります。

Mにとってはえらい迷惑。
自分はもう愛されていないのではないか?自分の愛が足りないのではないか?と、もがき苦しむのです。
しかし心配はご無用な場合がほとんどです(でり研調べ)
なぜなら、本当に愛されてないのなら、元Mの新生Sは本来のM気質に戻るべく、即座に新たなパートナーを求め旅立ちます。要求(意地悪)をする必要がないのですね。
本来Mなので、わざわざ嫌いなヤツのためにSでいる必要がありません。

この構図が分かる方は、Sになることが多々ある私と同じM気質の方でしょう。
これが分からない方は、真性Sの方か、真性Mの方ですね。

相手を困らせるのも愛情の表現の一部ってこともあるのですよ。

迷える2トップの気休めにでもなれば幸いです

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